子どもに「Robloxでゲームを作りたい」と言われて、何から手をつければいいのか迷っていませんか。用意するものは、パソコンとRobloxのアカウント、そして無料のRoblox Studioの3つだけです。この3つがそろえば、その日のうちに作り始められます。
この記事では、始めるのに必要なものから、アカウントを作ってStudioを開くまでの流れ、最初の1本におすすめのゲーム、始めたあとにつまずきやすい場面までをまとめました。親がどこまで手伝えばいいかの目安もお伝えします。
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- 1. Robloxプログラミングを始めるのに必要なもの
- 2. アカウント作成からRoblox Studioを開くまでの手順
- ・1.Robloxアカウントを作る
- ・Roblox Studioをダウンロードする
- ・テンプレートを開いて画面に慣れる
- 3. 最初に作るならアスレチックゲームのオビー
- ・1. ブロックを並べてコースを作る
- ・2. 置いたブロックに「スクリプト」で動きをつける
- 4. 始めてからつまずきやすいところ
- ・コードを書いたのに動かず、どこが間違っているのかわからない
- ・どのパーツやスクリプトを触っているのかわからなくなる
- ・作りたい規模が大きすぎて完成しない
- ・親はどこまで手伝えばいいか
- 5. 独学と教室どちらで進めるか
- ・オンラインでロブロックスのゲーム制作が学べる「デジタネ」
Robloxプログラミングを始めるのに必要なもの
ゲームを作るのに用意するものは、次の3つです。特別な機材も、有料のソフトもいりません。
パソコンは、家にあるものでまず試して構いません。動画を見たり書類を作ったりできる機種なら、たいていは動きます。ただし3Dの画面を動かし続けるので、カクついて操作しづらいと感じたら、画質の設定を下げるといった調整は必要になります。
気をつけたいのは、スマホやタブレットではゲームを作れないという点です。遊ぶだけならスマホのアプリでできますが、作る場合はパソコンが必須です。
費用は基本的にかかりません。アカウントの作成もStudioも無料で、作ったゲームを公開するのにもお金は必要ないです。
ちなみに、Robloxは5歳からアカウントを作成することができますが、13歳未満は保護者の見守りが前提という設計になっています。ロブロックスの年齢制限については「ロブロックスは何歳から遊べる?子どもに遊ばせる際の注意点」で解説しているので参考にしてみてください。
アカウント作成からRoblox Studioを開くまでの手順
Robloxのゲームを作れる状態まで持っていくために必要な手順は以下の通りです。
1.Robloxのアカウントを作る
2.Roblox Studioをダウンロードする
3.Roblox Studioを開いて画面に慣れる
準備の実作業は、全部あわせて20分ほどで終わります。細かい画面操作は迷ったときに調べれば足りるので、ここでは後から直しにくい設定だけを押さえておきます。
1.Robloxアカウントを作る
Robloxの公式サイトから、生年月日・ユーザー名・パスワードを入力すれば作れます。ここでいちばん大事なのは、生年月日を実際のとおりに入れることです。
登録した年齢をもとに、チャットで使える機能や、遊べる・作れる作品の範囲といった安全機能(初期設定)が決まります。実際より上の年齢で登録してしまうと、お子様を守るための制限が外れた状態で使い始めることになります。
また、ユーザー名にも気を配りたいところです。あとで作った作品を公開したりゲームで遊んだりすると、このユーザー名がそのまま表に出ます。本名やローマ字のフルネーム、学校名が想像できる文字列は避けて、好きな食べ物や生き物を組み合わせるくらいがちょうどいいですね。遊ぶ側としての登録手順は「ロブロックスの始め方」で詳しく紹介しています。
2.Roblox Studioをダウンロードする
Roblox Studioは、公式サイトから無料でダウンロードできます。ログインした状態で「制作(Create)」のページを開き、「Roblox Studioをダウンロード」をクリックし、案内にしたがって進めれば準備は完了です。


ここでつまずきやすいのが、遊ぶためのロブロックスと、作るためのRoblox Studioは別のソフトだという点。すでに遊んでいるお子様のパソコンでも、Studioは改めて入れる必要があります。なお、学校から借りているChromebookでは動きません。家庭のWindowsかMacを使ってください。
3.テンプレートを開いて画面に慣れる
Studioが開いたら、いきなり作り始めないでください。まずはテンプレートのBaseplate(何もない土台だけの画面)を開いて、15分ほど画面を触るだけの時間を作るのがおすすめです。

やることは2つ。マウスの右ボタンを押しながら動かして視点を回すことと、パーツを1つ置いて大きさや色を変えてみることです。ロブロックスの制作画面は、この視点移動が思いどおりにできるかどうかで進み方がまるで変わります。ここで手が慣れておくと、次のオビー作りがぐっと楽になりますよ。

最初に作るならアスレチックゲームのオビー
最初の1本には、オビーをおすすめします。オビーは足場を飛び移ってゴールを目指すアスレチックゲームで、ロブロックスでは定番のジャンル。足場を並べるだけで形になるので、早ければ1時間ほどで遊べる状態まで届きます。最初の1本を完成させられるかどうかで、そのあと続くかどうかがだいたい決まります。
1.ブロックを並べてコースを作る

オビーの土台は、コードを1行も書かずに作れます。パーツを置いて、細長く伸ばして、色を変えて、少しずつ間隔をあけて並べる。この繰り返しでコースができあがっていきます。
あとはSpawnLocation(プレイヤーが登場する場所)を置けば、スタート地点が決まってゲームとして遊べる状態になります。たとえば足場の間隔を少しずつ広げてジャンプの難しさを上げたり、途中に細い一本橋を混ぜたりするだけで、遊びごたえは変わってきます。子どもはこの調整が好きなので、たいてい放っておいても手が動き始めますね。
2. 置いたブロックに「スクリプト」で動きをつける
動く床や、触れると消える足場といった仕掛けを作りたくなったら、スクリプト(コード)の出番です。ロブロックスで使う言語はLuau(ルアウ)です。Luaというシンプルな言語を、ロブロックス向けに拡張したものだと考えてください。

といっても、最初から自分で書ける必要はありません。
まずは公式のサンプルや解説動画のコードをそのまま写して、数字を変えて動きの違いをたしかめるところから始めれば十分です。そこから「じゃあ5秒にしたらどうなる?」と自分で試し始めたら、その時点でもうプログラミングが始まっています。
始めてからつまずきやすいところ
準備が終わって作り始めると、多くの子が似たところで手を止めます。先に知っておけば、慌てずに済みますよ。
コードを書いたのに動かない
ロブロックスでプログラミングを始めると、かなりの確率でぶつかるのが「コードを書いたのに何も起きない」という場面です。
見本と同じように入力したつもりなのに、床の色が変わらない。ボタンを押しても反応しない。「合っているはずなのに、なんで?」となって、そのまま手が止まってしまうことがあります。
ややこしいのは、原因がコードの書き間違いだけとは限らないことです。Roblox Studioでは、スクリプトをどこに置いたかによっても動き方が変わります。公式ドキュメントでも、ゲーム全体の処理を置く場所、プレイヤー側で動く処理を置く場所などが分けられています。
そのため、動かないときは、コードの中身より先に置き場所を見直すとあっさり直ることがよくあります。
どのパーツやスクリプトを触っているのかわからなくなる
もうひとつつまずきやすいのが、ゲームを作っているうちに「どれが何なのかわからなくなる」ことです。
最初は床が数枚だけだったのに、壁、ゴール、敵、ボタン、スクリプト……と増えていくと、見た目が似た「Part」や「Script」がずらっと並びます。「さっき作ったゴールはどれだっけ?」と探しているうちに、別のパーツを消してしまう、といったことも起こりやすくなります。
Roblox Studioでは、ゲーム内のパーツやスクリプトなどがフォルダのように入れ子で整理されています。たとえば、3D空間に置かれたパーツはWorkspaceの中に入る、といった仕組みです。
対策としておすすめなのが、作ったものにすぐ名前を付けることです。「Part」のまま増やすのではなく、「Goal」「RedFloor」「StartPoint」のように、その役割がわかる名前に変えておきます。
作りたい規模が大きすぎて完成しない
つまずきとしていちばん多いのが、これです。人気ゲームのような大作を作ると言い出して、1週間後には手が止まっている。心当たりのある方もいるかもしれません。
対策はシンプルで、最初の1本は「足場20個、3分で遊び終わるコース」くらいまで小さくすることです。完成させて誰かに遊んでもらい、感想をもらってから次を作る。このサイクルが早いほど、子どもの熱は続きます。作りたい大作のアイデアは消さずに「あとで足すことリスト」としてメモに残しておくと、次の1本の材料になりますよ。
親はどこまで手伝えばいいか
親がプログラミングを覚える必要はありません。手伝うのは、環境を整えることと、区切りをつけることの2つで十分です。
親がやるといいこと
パソコンとStudioの用意/公開とチャットの設定確認/終わりの時間を決めておく
手を出さなくていいこと
コードの書き方を教える/作るものを決める/うまくいかない原因を先回りして直す
手を出しすぎると、「自分で直せた」という手ごたえが子どもから減ってしまいます。エラーで固まっているときも、答えを言うかわりに「どこまでは思ったとおりに動いてるの?」と聞いてみてください。それだけで、たいていは自分で原因を切り分け始めます。
もうひとつ大事なのが、終わりの時間を先に決めておくことです。作り始めると際限なく続けてしまうので、「今日は8時まで」と最初に握っておくほうが、毎回もめずに済みますね。
独学と教室どちらで進めるか
まずは独学で始めて構いません。無料の教材だけでも、オビーの1本目は十分に作れます。考えるのは、その先で止まったときです。
独学で進んでいく子と途中で止まってしまう子の差は、才能ではなく「詰まったときにどう動くか」に出ます。わからないことを自分で検索できる、動画を見ながら手を動かして真似できる、完成したら誰かに見せたがる。このあたりが当てはまる子は、放っておいても進んでいきます。
独学で止まりやすいサイン
- エラーが出た時点で画面を閉じてしまう
- 何を作るか自分で決められない
- 始めて2週間ほどで触らなくなった
この3つが重なってきたら、独学だけで進めるのは少し厳しいかもしれません。
無料や低コストで進める選択肢もそろっているので、まずはこのあたりから試してみてください。
- ロブロックス公式のチュートリアル(英語ですが、画面を見ながら進められます)
- YouTubeの制作解説動画(日本語の入門動画も増えています)
- 日本語の入門書籍(デジタネの講師が執筆した「Robloxでゲームをつくろう」など、順を追える1冊があると心強いです)
オンラインでロブロックスのゲーム制作が学べる「デジタネ」
それでも止まってしまうようなら、教える人がいる環境や専門の教材を検討するタイミングです。
デジタネのオンライン学習にも、ロブロックスのコースがあります。動画を見ながら順番に進めていく形なので、さきほどの「何を作るか決められない」で止まりにくいのが特徴です。料金は月換算3,317円(税込)〜。まずは14日間の無料体験で、お子様が続きそうかどうかをたしかめてみてください。
デジタネ編集部は、小学生〜中高生のお子さまを持つ保護者の方々に向けて、「最新の教育情報」や「学びの悩みを解決するヒント」をわかりやすくお届けしています。
「デジタル教育をより身近にし、未来を担う人材を育む」をミッションとして、日々コンテンツを制作。
社内の専門チームとして、プログラミング教育をはじめ、教育全般やマインクラフト・ロブロックスを活用した学習方法、さらにはタイピングなど基礎的なITスキルまで幅広く発信しています。
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