
「最近うちの子が『どうせ無理』『自分なんてできない』と口にするようになって…」。そんな変化に気づくと、胸がきゅっとなりますよね。そして、つい「私の声かけがいけなかったのかな」と自分を責めてしまう方も多いのではないでしょうか。
最初にお伝えしたいことがあります。自己肯定感は小学生からでも育てられます。そして、低くなったのは親御さんだけのせいではありません。手遅れということはないので、どうか安心してくださいね。
この記事では、小学生のお子さんを持つ保護者に向けて、今日から家庭でできる「自己肯定感を下げずに高める接し方」を、具体的な声かけ例とあわせて紹介します。忙しい毎日でも続けられる工夫や、学年ごとの関わり方の違いまで、わが子の今に当てはめながら読んでみてください。
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自己肯定感とは「ありのままの自分を受け入れられる感覚」のこと

そもそも自己肯定感とは、テストの点数や勝ち負けに関係なく「自分はこれでいい」と思える感覚のことです。できる自分も、できない自分も、まるごと受け入れられること、と考えていいかもしれません。
また、よく似た言葉に「自己効力感」があります。こちらは「やればできそう」という、行動の前に湧いてくる手応えのこと。自己肯定感がその人の存在そのものを支える土台だとすれば、自己効力感はその上で挑戦を後押しする力、という関係になります。
自己肯定感
できる・できないに関係なく「自分はこれでいい」と思える感覚
自己効力感
「やればできそう」と行動の前に湧いてくる手応え
これらの感覚が大切な理由は、自己肯定感が育っている子は、失敗しても「次はがんばろう」と立ち直りやすいとされており、新しいことにも一歩を踏み出せるためです。そして、友だちとの関わりや勉強などへの向き合い方にも、静かに効いてきます。だからこそ、点数を上げる前に、まずこの土台を整えてあげたいのです。
自己肯定感が低い子に表れる5つのサイン

次のような様子が増えていたら、自己肯定感が少し下がっているサインかもしれません。
- 「どうせできない」「やっても無駄」が口ぐせになっている
- 新しいことや少し難しいことを、やる前から避ける
- 失敗をひどく怖がり、間違いを極端に嫌がる
- 「すごいね」とほめても素直に受け取れない
- 人の顔色や評価を気にしすぎる
ひとつ当てはまるからといって、心配しすぎる必要はありません。いくつも重なって、しかも続いているようなら、関わり方を少し見直すタイミングです。
子どもの自己肯定感が下がる主な背景
自己肯定感が下がる背景には、いくつもの要素が重なっています。
- 生まれ持った気質(慎重で繊細なタイプは影響を受けやすい)
- 家庭での接し方(比較や否定が積み重なる)
- 学校や友だちとの関係(できる子と比べられる場面)
- 比較があふれる社会(SNSや動画で「上」が見えやすい)
ここで知っておいてほしいのは、原因は決してひとつではないということです。とくに、親御さんの声かけだけが理由ということは、まずありません。「自分のせいだ」と抱え込みすぎないでくださいね。
自己肯定感は小学生からでも育てられる!
「もう小学生だけど、間に合うの?」と不安に思うかもしれません。結論からいうと、自己肯定感は一度決まったら変わらないものではなく、日々の関わりで何歳からでも育て直せます。
「自己肯定感は何歳までに決まる」といわれることもあり、乳幼児期の土台が大きいといわれます。ですが、そこで終わりではありません。小学生のうちはもちろん、思春期を迎えてからでも、関わり方を変えれば子どもは少しずつ変わっていきます。手遅れだと感じる必要はないでしょう。
今日からできる!自己肯定感を高める接し方

ここからは、今日から家庭でできて、しかも続けやすい接し方を5つ紹介します。気になったものひとつからでも大丈夫なので、ぜひ試してみてください。
結果ではなく過程をほめる
子どもをほめるとき、つい「100点すごい!」と結果に目が行きがちですよね。でも自己肯定感を育てたいなら、結果よりも過程に注目しましょう。
ほめる対象は勉強だけに限らなくて大丈夫です。絵やゲーム、お手伝いなど、その子の「好き」や「得意」も同じように認めてあげてください。点数に表れない長所に光を当てることが、自己肯定感の支えになります。
子どもの気持ちに共感する
子どもが「テストできなかった」と落ち込んでいるとき、すぐに「次がんばればいいでしょ」と励ましたくなります。でもその前に、まずは気持ちを受けとめてあげましょう。
「そっか、悔しかったんだね」と、感じていることをそのまま言葉にして返すだけで十分です。アドバイスはそのあとで構いません。気持ちを否定されなかった経験が、「自分は受け入れられている」という安心につながります。
小さな成功体験を一緒に積み重ねる
自信は「できた」の積み重ねから生まれます。とはいえ、いきなり大きな成功を狙う必要はありません。初めはむしろハードルを思いきり下げるのがコツです。
「漢字を1つ覚える」「自分で明日の準備をする」くらいの小さな目標で十分。難しそうなことは最初だけ親が隣で手伝い、できた部分を子どもの手柄にしてあげると、次への意欲につながります。
自分で選ぶ場面を増やす
「自分で決めた」という経験も、自己肯定感を支えます。毎日の中に、子どもが選べる場面を少しずつ増やしてみましょう。
今日着る服、宿題をやる順番、週末の過ごし方など小さなことで構いません。選んだ結果がいまひとつでも、責めずに見守りましょう。自分の選択を尊重された経験が、「自分の考えには価値がある」という感覚を育てます。
忙しい日でも続けられる仕組みにする
ここまで読んで「毎日そんなに丁寧に関わるのは難しい」と感じた方もいるかもしれません。共働きで時間が取れないのは当然のことです。だからこそ完璧を目指さず、続けられる形にするのが大切です。
平日は3分
寝る前に「今日のよかったこと」を一緒に振り返る
休日は15分
子どもの好きなことに一緒に取り組む
これくらいで十分に効果があります。大事なのは長さより回数。短くても続くほうが、子どもには確実に伝わります。
年齢と学年別で接し方を変えるのがおすすめ!
同じ「自己肯定感を高める」でも、効くツボは年齢・学年によって少しずつ変わります。わが子の今に近いところから読んでみましょう。
小学校低学年は安心できる土台を優先する
小学1〜2年生は、学校という新しい環境に慣れる時期です。この時期は何かを伸ばすより、「家は安心できる場所だ」と感じさせることを優先しましょう。
小学校中学年は比較による不安に寄り添う
小学3〜4年生になると、周りと自分を比べ始めます。「◯◯ちゃんより足が遅い」と落ち込むことも増えてくる頃です。
ここでは苦手を無理に直そうとするより、その子の得意を一緒に見つけてあげるのが効果的。「あなたにはこれがあるね」といえる分野があると、比較の不安に飲み込まれにくくなります。
小学校高学年は得意と役割を認める
小学5〜6年生は、自分の意見や役割を意識し始める時期です。子ども扱いしすぎず、ひとりの人として頼ることが自信につながります。
家庭の中で任せられる役割をつくり、得意なことで家族の役に立つ場面をつくることで、思春期や中学生になってからの自己肯定感の支えにもなります。
自己肯定感を下げてしまう親の接し方

良かれと思ってかけた言葉が、かえって自己肯定感を下げてしまうこともあります。ここでは、ついやりがちな4つの関わりを、なぜ逆効果なのかとあわせて見ていきます。
ほかの子やきょうだいと比べる
「お姉ちゃんはできたのに」「◯◯くんはもう九九を覚えたって」。比較は、子どもにいちばん刺さってしまう言葉のひとつです。
本人は「自分はあの子より劣っている」と受け取り、自信を失います。比べるなら、ほかの子とではなく「昨日のその子自身」と。少しでも成長した点を見つけて伝えてあげてください。
否定や人格を責める言葉を使う
「だからダメなんだ」「どうしてこんなこともできないの」。こうした言葉は、行動ではなく人格そのものを否定してしまいます。
いわゆる「呪いの言葉」とも呼ばれますが、繰り返されると子どもは「自分はダメな人間だ」と思い込んでしまいます。叱るときは人格ではなく、その行動だけに絞って伝えるのがポイントです。
先回りして口を出しすぎる
転ばぬ先の杖で、つい「こうしなさい」と先回りしていないでしょうか。心配からくる行動ですが、これが続くと子どもは「自分ひとりではできない」と感じてしまいます。
失敗しても大きな問題にならないことは、あえて任せてみる。その見守る勇気が、子どもの「自分でできた」を増やしていきます。
結果だけで評価する
点数や勝ち負けだけでほめたり叱ったりすると、子どもは「結果を出さないと認められない」と思い込みます。
すると、失敗しそうな新しい挑戦を避けるようになります。結果はもちろん、そこに至るまでの努力や工夫にも、同じくらい目を向けてあげたいですね。
プログラミングで自己肯定感が上がった!デジタネエンジニアの体験談
ここまで、子どもの「好き」や「得意」を認めることが自信につながるとお伝えしてきました。まさにそれを体験した一人として、デジタネのエンジニア&コンテンツクリエイターで、名物講師の『マイクラキング』に子どもの頃の話を聞きました。

【話し手】水島 滉大(通称:マイクラキング)/デジタネ エンジニア&コンテンツクリエイター
その頃にマインクラフトのβ版が出たんです。ネット上の友達と「みんなでマイクラ遊びたいね」となったので、当時は英語しか情報がない中、マルチプレイができるように頑張って調べてなんとか実現できた記憶があります。思い返すと、このような「プログラミングやデジタルの力を使って、みんなのためになにかする」という機会が、自己肯定感を上げてくれていた気がします。
やがて、プログラミングの授業のある高校に進学してからは、周りの子に教えてあげられるくらいの実力になれたので、そこでやっと「私、プログラミングが得意かも!」「自分の得意なこと、見つけられたかも!」と、自分のことをポジティブに考えられるようになれました。
インターネットは、日本中・世界中の人とつながりあえるし、デジタル技術やプログラミングを学べば、面白いものを作ることができたり、みんなのやりたいことを叶えることができたりします。
それぞれのお子さんに、自分の好きなことがのびのびと楽しめる居場所が、きっとあると思います。そんな居場所のひとつとしてデジタネが選ばれるように、一講師としてこれからも頑張っていきたいと思っています。
さいごに
ここまで、子どもの自己肯定感を高める方法をお伝えしてきました。大切なのは特別な何かではなく、毎日の小さな関わりの積み重ねです。
ここがポイント
- 結果ではなく過程と、その子の「好き」を認める
- 気持ちに共感し、小さな「できた」を一緒に積む
- 比較や否定など、自信を下げる声かけは手放す
- 完璧を目指さず、続けられる形にする
そのうえで、もし「好きなことを通じて自信をつけさせたい」「でも送迎や付きっきりは難しい」と感じているなら、オンラインで学べる習い事も選択肢に入れてみてください。
デジタネは、マイクラやロブロックスのゲーム制作など子どもの「好き」を入り口にしたオンラインのプログラミング教材です。送迎は不要で、好きな時間に自分のペースで進められます。先ほどのエンジニアのように、「自分で作れた」「見てもらえた」という体験が、点数とは別の自信を育てます。
まずは14日間の無料体験ができるので、お子さんが夢中になれそうか、親の負担なく続けられそうかをこの機会にお試しください!
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「デジタル教育をより身近にし、未来を担う人材を育む」をミッションとして、日々コンテンツを制作。
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