小学生の非認知能力 | 高い子・低い子の見分け方と家庭での育て方

教育

小学生の非認知能力 | 高い子・低い子の見分け方と家庭での育て方

 

「非認知能力って何?」「うちの子は伸びているの?」と考えると、はっきり答えるのは意外と難しいものです。言葉は知っているけれど、自分の子に当てはめるとよくわからない。これはとても自然なことなので、心配いりません。

 

この記事では、非認知能力とは何かを整理したうえで、ご家庭でできる見極め方と、日常生活でムリなく伸ばす方法までをまとめてお伝えします。読み終えるころには、「今日からうちでやれること」が1つ見つかっているはずです。

 

\自宅でOK!プログラミングの習い事で非認知能力を伸ばしませんか?

 

 

非認知能力とは?

非認知能力とは、テストの点数のように数値で測りにくい力のことをいいます。
たとえば、最後までやり抜く力、自分を信じる気持ち、友だちと協力する力などです。テストの成績そのものではなく、その成績を支える土台になる力、とイメージするとわかりやすいかもしれません。

 

非認知能力のイメージ

 

こうした非認知能力の大切さを広く知らせたのが、ノーベル経済学賞を受賞したジェームズ・ヘックマンらの研究(※ペリー就学前プロジェクト)です。学力テストで測れる力に加えて、忍耐力や自制心といった非認知能力も、その後の進学や仕事、生活の安定に深く関わっていることが数十年にわたる追跡調査から示されました。

ペリー就学前プロジェクトとは

ヘックマンらが注目した代表的な研究です。アメリカで、経済的に恵まれない3〜4歳の子ども123人のうち約半数に、質の高い幼児教育(平日の午前2.5時間の活動と、週1回の家庭訪問)を2年間提供しました。数十年後に追跡すると、教育を受けたグループは高校卒業や就職、収入などで良い結果が見られ、幼いころに育てた非認知能力が将来に影響することを示す根拠として知られています。

出典:山梨銀行 fuji_note米国司法省 NIJevidencebasedprograms.org

 

認知能力との違い

認知能力は、計算や暗記、読み書きなど、テストで点数として測れる力を指します。いわば「数えられる学力」です。一方の非認知能力は、その点数の裏で結果を左右する、数えにくい力にあたります。

 

認知能力と非認知能力の違い

 

どちらが大事という話ではありません。車にたとえると、認知能力がエンジンの性能だとすれば、非認知能力はその車を「どこへ、どう走らせるか」を決めるハンドルのようなものです。両方そろってはじめて、前に進んでいけます。

非認知能力に含まれる代表的な力

非認知能力は1つの力ではなく、いくつかの力の集まりの総称です。代表的なものを挙げると、次のようになります。

どんな力か 家庭で見える場面
自己肯定感 自分はこれでいいと思える力 失敗しても次に挑戦できる
やり抜く力 途中であきらめず続ける力 難しい課題に粘り強く取り組む
自制心 気持ちや行動をコントロールする力 ゲームを時間で切り上げられる
協調性 人と協力する力 友だちと役割を分けて遊べる
好奇心 知りたい やってみたいと思う力 「なんで?」と質問が多い

こうして並べてみると、どれも勉強そのものというより、毎日の生活や学びを内側から支える力だと気づくのではないでしょうか。

非認知能力がAI時代に注目される理由

もともと注目されてきた非認知能力ですが、ここにきて関心がさらに高まっています。背景にあるのはAIの広がりです。知識を覚えたり計算したりといった作業は、これからますますAIが担っていきます。だからこそ、「自分で問いを立てる」「あきらめずに試す」「人と協力する」といった、AIに任せにくい力の価値が相対的に高まっているのです。

 

2026年に入ってからの保護者調査でも、結果よりも取り組み方を大切にしたい、という声も聞かれます。非認知能力は、一部の教育熱心な家庭だけの話ではなくなってきました。

【チェックリストあり】うちの子の非認知能力は高い?日常で見える行動のサイン

「うちの子は非認知能力が高いほうなのか、それとも低いのか」。ここがいちばん気になるところだと思います。
先にお伝えしておくと、以下で紹介するものは、非認知能力が「高い・低い」とくっきり線を引けるものではありません。それでも、ふだんの様子から、伸びている部分やこれから伸ばしたい部分を見つけることはできます。

 

家庭で観察しやすい行動を10個に整理したので、ぜひ参考にしてみてください。

日常で見える行動のサイン
※当てはまった数で「高い・低い」を決めないでください。チェックリストの目的は、お子さんのどの力がすでに出ているかに気づくこと。当てはまらない項目は、これから伸ばせる場所だと考えれば大丈夫です。

①ほめられたとき、素直に「うれしい」と受け取れる
②うまくいかなくても、「自分なんてダメだ」と引きずりすぎない
③すぐにできなくても、もう一度やってみようとする
④始めたことを、途中で投げ出さずに終わらせたいと思っている
⑤やりたい気持ちがあっても、順番や約束を待てる
⑥気持ちが高ぶっても、少し時間をおいて落ち着こうとする
⑦相手の話を、最後まで聞こうとする
⑧自分と違う意見が出ても、いったん受け止めようとする
⑨初めてのことにも、「やってみたい」と前向きになれる
⑩興味を持ったことを、もっと知りたい・調べたいと言う

 

全部に当てはまる必要はありません。いくつか見られたら、その力はもう育ち始めていると考えて良いでしょう。

 

そしてここで大切なのは、できていない部分を探して「うちの子はダメ」と決めつけないことです。さきほどお伝えしたとおり、非認知能力は、これから伸ばせる力です。今できていないことは、性格の問題ではなく、まだ経験が足りていないだけ、ということが多いのです。

観察のコツ

「できる・できない」で判定するのではなく、「どんな場面で力が出やすいか」を探すつもりで見てみてください。お子さんの得意な入り口が見つかると、伸ばし方もぐっと考えやすくなります。

小学生からでも非認知能力は伸ばせる?

「非認知能力は幼児期が大事」とよく聞くので、小学生になってからでは遅いのでは、と心配になる方もいるかもしれません。

 

結論からお伝えすると、小学生からでも十分に伸ばせます。たしかに幼児期は土台ができやすい時期ですが、非認知能力は大人になっても伸びていく力だとされています。むしろ小学生になると、自分の気持ちを言葉にできたり、目標を立てて振り返ったりできるようになります。これは幼児期にはなかった、小学生ならではの伸ばしやすさです。

家庭で子どもの非認知能力を伸ばす方法

とはいえ特別な教材を買ったり、毎日たくさん時間を取ったりする必要はありません。共働きで忙しいご家庭でも続けられる、関わり方のコツから見ていきましょう。

主体性を尊重する声かけ

保護者の声掛け

 

非認知能力を伸ばすうえで、いちばん効くのは日々の声かけです。ポイントは、答えを先に言わず、子ども自身に考えさせることです。

 

たとえば、子どもが「どっちにしよう」と迷っているとき、「こっちにしなさい」と決めてしまうと、自分で選ぶ経験が積めません。「あなたはどう思う?」と一度返すだけで、考える力や決める力が育っていきます。

 

また、うまくいったときは、結果だけでなく過程をほめてみてください。「100点すごいね」よりも「最後まで見直してたもんね」のほうが、やり抜く力につながります。

平日30分・休日60分でできる習慣

忙しい毎日でも、まとまった時間は要りません。短い時間でできることを、いくつか挙げてみます。

タイミング やること 育つ力
平日の10分 今日あった「できたこと」を1つ話してもらう 自己肯定感・ふり返る力
平日の食卓 ニュースや出来事に「どう思う?」と聞く 自分の意見を持つ力
休日の30分 料理や工作など、最後まで自分でやり切る活動 やり抜く力・自制心
休日の外出 行き先や順番を子どもに計画させる 主体性・段取り力

ポイントは、完璧にやろうとしないことです。週に何回かできれば十分。続けることのほうが、ずっと大切です。

親がやりがちな逆効果の関わり方

よかれと思ってやっていることが、実は非認知能力にブレーキをかけてしまうこともあります。代表的なものを2つだけ、挙げておきます。

先回りして手伝いすぎる

失敗する前に親が解決すると、自分で乗り越える経験が積めません

結果だけで評価する

点数や勝ち負けばかりほめると、挑戦そのものを避けるようになります

どちらも「子どものため」を思っての行動です。だからこそ気づきにくいのですが、少し待つ、過程を見る、という意識を持つだけで、関わり方は変わっていきます。

非認知能力は習い事で伸ばせるのか

家庭での関わりが大事なのはわかったけれど、習い事でも伸ばせるのか気になりますよね。結論としては、習い事も有効な選択肢です。

 

選ぶときは、ジャンルそのものよりも中身に注目してみてください。次のような要素があるかどうかが、ひとつの目安になります。

  • 自分で考えて試す場面があること
  • うまくいかなくても、やり直せること
  • できた作品や成果を、人に見せたり共有したりできること
  • 子ども自身が「楽しい、続けたい」と思えること

 

スポーツでも、音楽でも、ものづくりでも、この要素があれば非認知能力は育ちます。逆に、ただ言われたとおりにこなすだけの習い事だと力は伸びにくくなります。

プログラミングで非認知能力を伸ばそう!

プログラミング

さきほどの「伸びやすい習い事」の条件を、自然に満たしやすいのがプログラミングやゲーム制作です。意外に思われるかもしれませんが、画面のなかで「作る」というのは、非認知能力ととても相性がよいのです。

 

理由はそのプロセスにあります。
自分で作り、思いどおりに動くか試し、うまくいかなければ直して、できたら人に見せる。この流れのなかに、非認知能力を育てる場面がぎっしり詰まっています。

制作の流れ 育つ非認知能力
何を作るか決める 主体性 好奇心
思いどおりに動かす 集中力 やり抜く力
うまくいかず直す 試行錯誤する力 自制心
できた作品を見せる 自己肯定感 表現する力

しかも、プログラミングはオンライン完結のスクールも多くあります。送迎の必要がなく、共働きのご家庭でも生活に組み込みやすいのは、大きなメリットです。

マイクラやロブロックスで自宅でプログラミングを学ぶならデジタネ!

デジタネ

 

デジタネは、マイクラやロブロックスでプログラミングが学べるオンラインプログラミング教材です。
子どもたちに馴染みのゲームを入り口にしているので、「勉強」という感覚なく、遊びの延長で学びを始められます。

 

デジタネの魅力は、なんといってもコンテンツの幅広さとボリューム。マイクラやロブロックスをはじめ、スクラッチ、タイピングなど全8コース・190ミッション以上が、一定料金で学び放題です。また、月額3,000円台から始められる手頃さも、長く続けやすいポイントです。

 

料金表

>>料金の詳細はこちら

 

学習内容はわかりやすい動画教材に沿って進めるので、プログラミングがはじめてのお子さんでも一人で取り組めます。わからないところはチャットで質問できるので、自宅でもつまずいたまま放置になりません。

 

とはいえ、「うちの子に合うかな」「ちゃんと続けられるかな」と気になる方も多いはずです。そんなときは、まず14日間の無料体験から始めてみてください。クレジットカードの登録は不要で、勝手に有料プランに切り替わる心配もありません。
ぜひ気になる方は⇩から試してみてください!

この記事を書いた人
デジタネ編集部

デジタネ編集部は、小学生〜中高生のお子さまを持つ保護者の方々に向けて、「最新の教育情報」や「学びの悩みを解決するヒント」をわかりやすくお届けしています。
「デジタル教育をより身近にし、未来を担う人材を育む」をミッションとして、日々コンテンツを制作。
社内の専門チームとして、プログラミング教育をはじめ、教育全般やマインクラフト・ロブロックスを活用した学習方法、さらにはタイピングなど基礎的なITスキルまで幅広く発信しています。

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