Scratchでひととおり作品を作れるようになって、次は何を学ばせればいいのか迷っていませんか?
次の一歩に決まった正解はなく、その子が作りたいものと、今どこで詰まっているかで決まります。
この記事では、次に進むタイミングの見きわめ方から、Pythonやゲーム制作など4つの候補の選び分け、つまずかない進め方までをまとめました。
Scratchの次は「Robloxのゲーム制作」に挑戦してみよう!
Scratch(スクラッチ)の次に進むサイン
次に進むかどうかを決めるのは、学年や年齢ではなく、作品づくりのどこで詰まっているかです。
Scratchは、ある時期がきたら卒業するものではなく、作りたいものがブロックでは表現しきれなくなったときが次に進むサインです。
まずは、お子さんが今どちらの状態にいるかを確かめてみてください。
まだScratchを続けたほうがいい子
チュートリアルをなぞって作品を仕上げている段階なら、もう少しScratchを続けたほうが伸びます。この時期に急いで文字で書く言語に移っても、書き写すだけの時間になりやすいからです。
たとえば、変数やリスト(数や文字を覚えておく箱)をまだ使ったことがない、「もし〜なら」と繰り返しを組み合わせた仕組みを自分で考えたことがない、という場合です。
そんなときは、シューティングゲームにスコアを足してみる、キャラクターをクローンで増やしてみるといった、少し欲張った作品に挑戦してみてください。プログラミングの土台になる考え方は、ブロックのままでも十分に深められます。
Scratchをもう少し深めたい場合は、Scratch(スクラッチ)は小学生におすすめ!遊びで終わらせないために親が知っておきたいこともあわせてご覧ください。
次に進んで良い子
作りたいものが頭にあるのに、ブロックでは形にできないと感じているなら、次に進んで良いタイミングです。この状態の子には「作りたいもの」という目的がすでにあるので、文字を打つ手間があっても乗り越えていけます。
具体的には、次のような様子が見えていれば準備は整っています。
次に進んで良いサイン
- 変数やリストを自分で使い分けて作品を作れる
- 条件と繰り返しを組み合わせた仕組みを自分で考えられる
- 思いどおりに動かないとき、自分でブロックを直そうとする
- 作りたいものがScratchのブロックでは足りないと感じている
すべてそろっていなくても大丈夫です。とくに大事なのは後半のふたつで、自分で直そうとする姿勢と、足りないと感じている実感があれば、次に進んで問題ありません。うまく動かないときに自分で原因をさがす力は、文字で書く言語に移ってから何より効いてくるからです。
Scratch(スクラッチ)の次に選ばれる4つの候補
Scratchのあとによく選ばれるのは、次の4つです。お子さんの「作りたいもの」を思い浮かべながら、まず全体像から眺めてみてください。
Python(パイソン)
作りたいものが決まっていないなら、Pythonから入るのがおすすめです。
書き方がやさしいうえに、ChatGPTのような生成AIの開発にも使われている、いわばAI時代の共通語だからです。TIOBE Indexという言語の人気ランキング(海外サイト)でも、2026年7月時点で1位となっています。
じゃんけんゲームやクイズのような小さな作品から始めて、慣れてくればAIを使った画像の判定やチャットボットづくりにも手が届きます。
Roblox(Lua)
すでにRobloxで遊んでいる子なら、そのままRobloxが次の一歩になります。Roblox Studioという無料の制作ツールと、Lua(ルア)という比較的やさしい言語でゲームを作れます。
Robloxの魅力は、作ったゲームを公開して友達に遊んでもらえることです。感想がその場で返ってくるので、遊ぶ側から作る側へ、続ける理由を持ったまま移っていけます。
Unity(C#)
時間をかけてでも本格的なゲームを作り込みたい子には、Unityが向いています。C#(シーシャープ)という言語を使う、プロの制作現場でも現役の環境です。ただし4つのなかで段差はいちばん大きく、最初の1本が完成するまでの道のりも長くなります。
パソコンはメモリ8GB以上が目安で、日本語で読める子ども向けの教材も多くありません。小学生のうちに始めるなら、教えてくれる人がいる形のほうが安心です。
Web制作(HTML・CSS・JavaScript)
絵や文章など、見た目を作るのが好きな子にはWeb制作が合います。HTMLで骨組みを作り、CSSで飾り、JavaScriptで動かす、という3段階で進みます。
作ったページがブラウザですぐ見られるので、手ごたえを感じやすいのが持ち味です。自己紹介ページや好きなゲームの攻略メモなど、身近な題材から始められます。
難しいところはJavaScriptで、書き方や環境の選択肢が多く、教材ごとに説明もばらつきます。まずHTMLとCSSだけで1ページ作りきってから進むと迷いません。
移行でつまずかない進め方
選んだあとの進め方は、この順番だけ押さえれば十分です。移行の失敗は、教材の難しさよりも、前とのレベル差が急に開くことから起きます。
①Scratchで作った仕組みを言葉で説明してみる
②短いコードを写して動かしてみる
③小さくてもいいので作品を1つ完成させる
①は今日からできます。作品を開いて「このブロックは何をしているの」と聞いてみてください。「敵に当たったら体力を1減らす」と言葉で説明できれば、その考え方は次の言語でもそのまま通用します。
②は、いきなり自分で書こうとせず、教材のコードを写して動かすところから入ってください。1文字の違いで動かなくなる経験そのものが、文字で書く言語に慣れる練習になります。
③の作品は、じゃんけんゲームのような小さなものでかまいません。完成した1本があると、次を作る気持ちが自然と続きます。
まとめ
Scratchの次は、本人の「作りたいもの」から選ぶのが近道です。
ゲームを作りたいならRobloxかUnity、Webが好きならWeb制作、決めかねているならPythonです。どれを選んでも、小さな作品を1つ完成させるところまで見届けてあげてください。
独学で進めるのが不安ならスクールも選択肢に入れる
無料の教材だけでも始められますが、詰まったときに聞ける相手がいないと、止まった学習はなかなか再開できません。おうちの方が毎回隣につくのが難しいなら、スクールを選択肢に入れてみてください。比べるときは月謝ではなく、教材費まで含めた1年間の総額を見るのがコツです。
デジタネなら、オンラインでRobloxのゲーム制作や、Web制作に必要なHTML・CSSなどを月換算3,317円(年間一括プランの場合)から学ぶことができます。また、チャットサポートもあるので、わからないことはチャットで相談することができます。
さらに、デジタネは14日間無料でRobloxコースを含む合計3コースを試せます。
2週間あれば続きそうかどうかは見えてくるので、まずはお子さんの反応をたしかめるところから始めてみてはいかがでしょうか。
デジタネ編集部は、小学生〜中高生のお子さまを持つ保護者の方々に向けて、「最新の教育情報」や「学びの悩みを解決するヒント」をわかりやすくお届けしています。
「デジタル教育をより身近にし、未来を担う人材を育む」をミッションとして、日々コンテンツを制作。
社内の専門チームとして、プログラミング教育をはじめ、教育全般やマインクラフト・ロブロックスを活用した学習方法、さらにはタイピングなど基礎的なITスキルまで幅広く発信しています。
-1024x538.png)