小学校のプログラミング教育が必修化されたこともあり、子どものプログラミング学習が非常に注目されるようになりました。
しかし、何歳から子どもにプログラミング学習をさせるべき?どのタイミングでどんな教材を使用するのが良いか?と悩まれる保護者の方も多いと思います。
そこで、本記事ではプログラミング学習の適齢期(何歳からがおすすめ)や、年齢別のおすすめ学習方法をご紹介します!
子どものプログラミング学習は何歳から学ばせるべき?
結論、子どもがプログラミング学習を始める年齢に決まりはありません。
一般的には、6歳程度からの子どもを対象としたとした教材やツールが多く提供されていますが、英語やスポーツ同様に、子どもが望めばいつでもプログラミング学習を始めて問題ありません。
また、小さいうちにプログラミング学習を始めるからこそのメリットがあり、以下で解説します。
小さいうちからプログラミングを学ばせるメリット
①プログラミング的思考(論理的思考)のベースが作られる。
小さいうちからプログラミング学習をすることで、プログラミング的思考力を養うことができます。
幼少期からプログラミング学習に触れることで、自ずとプログラミング的思考のベースを作ることができるのです。
プログラミング的思考とは下記のように定義されています。
「自分が意図する一連の活動を実現するために、どのような動きの組合せが必要であり、一つ一つの動きに対応した記号を、どのように組み合わせたらいいのか、記号の組合せをどのように改善していけば、より意図した活動に近づくのか、といったことを論理的に考えていく力。」
引用:小学校プログラミング教育の手引(第三版)
プログラミング的思考を身に着けることで、「ゴール」とゴールを達成するための「手段・過程」を論理的に考えることができるようになります。
また、他者の考えを的確に理解することができるため、コミュニケーションを円滑に運ぶことができるようになります。
②小学生になったときに周りと差をつけられる
現在小学校ではプログラミング教育が必修化されています。
しかし、プログラミング教育必修化はまだ始まったばかりであり、教員も学生もうまくプログラミング教育に対応できていない方が多いです。
そのため、幼少期からプログラミング学習をしていることで、小学校のプログラミングの授業では周囲に差をつけることができます。
そこから「もっとプログラミング学びたい!」とプログラミング学習に積極的になってくれるでしょう。
③大学入試に有利になる
大学入試センターの2025年1月に実施される大学入学共通テストから、これまでの「国語」や「数学」などに加え、基礎科目として新たに「情報」科目が導入されることが決定しました。
「情報」科目では、プログラミング的思考が重要となる問題が用意されることが想定されています。
以下情報処理学会による「情報」科目試作問題の解説部分において記載されている内容になります。
コンピュータを使って与えられた課題を解決するためには,その課題解決のために必要な情報処理の分析,そしてその情報処理をコンピュータに行わせるためのプログラムの作成が必要である。
本問は,シフト暗号の解読という課題を例に,(i) 課題解決のために必要な情報と,それを得るために必要な処理の明確化,そして (ii) その処理を実現するプログラムの作成とその実行による課題解決,という一連の過程の中でプログラミングの基本となる考え方や技法を問う問題である。
引用:https://www.ipsj.or.jp/education/9faeag0000012a50-att/sanko2.pdf
子どもの大学受験をご検討の場合は、幼少期からプログラミング的思考を身に着けて、大学入試の「情報」科目を有利に運ぶことができます。
④デジタルツールへの抵抗が減る
現代はデジタルの発展により、われわれの生活ではデジタル機器に触れない日はなく、その傾向は今後もっと強くなることが予想されます。
プログラミングを学ぶということで、普段何気なく使用しているデジタル機器を中身が見えないブラックボックスとして利用するだけでなく、デジタル機器が動く原理や仕組みを深く理解し、より自由に使いこなすことができるようになるための近道になるでしょう。
年齢別おすすめプログラミング学習方法
①幼児期(3~5歳)
幼児期のプログラミング学習で大切なことは、楽しみながら学ばせることです。
「難しい」「つまらない」という印象を与えてしまうと挽回は難しくなってしまうので、ハードルを下げてあげることが大切です。
そのため、おすすめとしてはプログラミングの仕組みで動くおもちゃなどで遊ぶことで、遊びながら自然とプログラミング的思考を学ぶことができます!
②小学生
小学生では、低学年から始められるパソコンやタブレットを使用した学習がおすすめです。
教材としては、主に「ビジュアルプログラミング言語」を使用する教材が役に立つでしょう。
ビジュアルプログラミング言語とは、よく見かける英語で羅列されたテキスト状の言語とは違い、あらかじめ指示コードが埋め込まれた図形(ブロック)をマウスで動かしながら組み合わせて、視覚的にプログラミングするものになります。
ビジュアルプログラミング言語で学習できるおすすめの教材は、Scratchやマインクラフトが代表的な教材になります。
また、デジタネでは、独自開発のマインクラフトの世界観でビジュアルプログラミング言語を楽しめる「マイクラッチ」を提供しています。
マインクラフトをScratchのように楽しめることから子どもから大人気のサービスです!
【💡こちらの記事もおすすめ】
▶遊びを学びに変えよう! マインクラフトで子どもも楽しくプログラミング学習!
▶小中学生に大人気プログラミング教材「マイクラッチ」とは?マインクラフトの世界で楽しくプログラミングを学ぼう!
③中学生以上
中学生以上では、実際にテキストプログラミング言語を使用した本格的な学習方法を始めるのがおすすめです。
教材としては、マインクラフトやロブロックスがおすすめです。
特に、ロブロックスを使ったプログラミング学習は、テキスト言語を使ってロブロックスのオリジナルゲームを作るので、プログラミングとゲーム制作の両方を本格的に経験することができます。
そのため、テキスト言語への挑戦意欲があり、ゲームが好きな子どもにはぴったりの教材だと言えるでしょう。
ロブロックスを使ったプログラミング学習に興味があるかたはぜひこちらの「Roblox (ロブロックス)でプログラミング学習ができるって本当?【徹底解説】」も参考にしてみてください。
【Roblox(ロブロックス)とは?】
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詳しくはこちらの記事もご参考ください。
▶世界中で大人気の「Roblox (ロブロックス)」とは?ゲームで楽しくプログラミング学習!
子どものプログラミング学習を成功させるためのポイント
①保護者もプログラミング学習に参加する
小学校に上がるにつれ、学習内容も高度になるため、お子様からの質問も多くなります。
しかし、学習内容が高度であるために保護者様が答えたれないことも多くなります。
そのため、お子様が小さいうちから一緒に学習を進め、理解を深めることをおすすめします。
また、お子様にとってお父さん・お母さんと一緒に学習できることはこの上ない楽しみなので、ぜひ積極的にプログラミング学習にご参加ください!
②子どものサポートを積極的に行う
プログラミング学習は、細かいコードを作ったり、トライ&エラーの繰り返しで作業的に地味な内容も多いです。
内容が高度になると、「自分には向いていない」「わからない」などネガティブになってしまう可能性も十分あります。
そんな時は、ぜひ励ましの言葉を投げかけたり、十分にほめるなどしてあげてください。
③子どもの興味がほかに移らない工夫をする
先述の通り、プログラミング学習は地味な作業が多くなります。
そのため、子どもの近くに興味が移るようなものが置かれていたりすると、すぐ他に興味が移ってしまうことがあります。
「これから1時間だけがんばろうね」と声をかけたり、興味が移りやすくなるようなものはなるべく近くに置かないなどの工夫が必要です。
まとめ
小学校のプログラミング教育必修化を背景に注目を集めているプログラミング学習。
小さいうちからプログラミング学習を行うことで、将来的にもプラスになることが多いことは事実です。
ぜひ早い段階からお子さんの習い事として積極的に取り入れてみてはいかがでしょうか?
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