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教育ITソリューション EXPO 教育分野日本最大の専門展



こんにちは、D-SCHOOLオンラインです!

東京ビックサイトで5月17日から3日間行われていました教育系で日本最大のITイベント、「教育ITソリューション EXPO」に参加してきました。

ちなみに、ビックサイトって、あれだけ広いのですから、「大きな敷地」てきな意味で Big Site だと思っていたのですが、じつは

Tokyo Big Sight

でした。なぜ?ということで、いちおう調べてみたところ、ビッグサイトの広報によると、大勢の人が見に来るというということで、目や視界という意味のある「Sight」らしいです。

いまいち、納得がいきませんがw、早速会場の様子をお伝えしましょう!

ITx教育はいま注目の分野

まず、驚いたのが人の多さです。来場者も多かったですが、出展者も1050社と昨年から大幅に増加し、やはり2020年からのプログラミング必修化という波に、多くの業者も乗ってきていることを肌で感じとれました。

ただ、あまりにも出展者数が多すぎて、途中で迷子になりましたが…。ふと目に止まったブースがあったのですが、あとで立ち戻ろうと思って、通り過ぎたら、そこがどこだか思い出せない始末。

うろうろと探し回ってなんとかたどり着きましたが、気になるところは、そのときに、しっかりと見たほうが良いですね! 来年の教訓にしましょう。

ビスケット開発者、原田博士の模擬授業

ビスケット(Viscuit)は、原田博士が開発したビジュアルプログラミング言語で、Scratch で学ぶ前段階などに良さそうだと思い、以前から私も注目していた言語です。

その原田博士のセミナーを偶然会場で見つけたので、これはラッキーということでお話を聞いてきました。

簡単な使い方は知っていたので、ふむふむ、と聞いていると、いつの間にか2進法の話に…。

ただ、プログラムをくんでいるだけだと思っていたので、こんなに簡単に2進法の説明ができるんだということに驚きました。

「2進法って何?」という方のためにごくごく簡単に説明をすると、2進法では、0と1しか使いません。なので、私たちが使っている10進法の数え方と対比するとこんな感じになります。

10進法:1、2、3、4、5、6、7、8…

2進法:1、10、11、101、110、111、1111、10000…

私たちにとって理解しやすいのは0〜9までの10進数です。でも、コンピュータは0と1の2進数で理解するのって、あれ、逆にもしかしたら、コンピュータってバカ?と思いますよね。

いえいえ、実は10進数だと、10の信号が必要なのにたいして、2進数だと、2つの信号ですむということなんです。

つまり、コンピュータからすると、10個のものを区別して認識するより、2つだけを認識するほうが簡単で処理も早くなって効率的だということなんですね。

まだ、いまいちよくわからないと思いますが、たとえば、両手でいくつ数えられますか?

2進法を使えば、1023まで簡単に数えることができます。

すこしプログラムを作ってみたので良かったら見てみてください。三角の部分をクリックすると1ずつ増えていきますよ!

2進法のしくみ
(PCのブラウザでご覧ください)

学びNEXT特別講演

そして、この日のお目当てだったのが、慶應義塾大学の中村伊知哉教授による特別講演「子供たちが将来世界で活躍するために!小学生からプログラミング教育を」。同じプログラミング教育に携わる身としては、ぜひとも聞いておきたい話でした。

ただ、教授のお名前は知っていたのですが、詳しい経歴を知らなくて、話を聞いたらすごい人でした。単なる私の知識不足だったのですが(汗)、20年に渡り、デジタル教育の推進に尽力されていて、この分野の草分け的な存在の方でした。

小学生1人に1台端末という普及活動もされているそうですが、現状は6人に1台ぐらいで、日本は後進国だということでした。

たしかに、イギリスがこの分野では進んでいるという話は、D-SCHOOLオンラインのトピックスでも出てきましたので知っていましたが、アジアの中でもかなり遅れているということは知りませんでした。

何よりも驚いたのはMITの「100ドルPC」プロジェクトで、南米のウルグアイでは生徒1人に端末1台が2009年には実現していたということです。サッカーだけではなくて、デジタル教育にも力を入れていたんですね!

デジタル教育の良さとして、教えあい、学びあいということを挙げておられましたが、たしかに、それは D-SCHOOL でも感じていることです。子どもたちの創造力、発想力、思考力を養うことを最優先にしていますので、自分たちで考えて、教えあうというのは理想ですね。

デジタル vs アナログではなくて、融合が大事だとも言われていましたが、まったくその通りで、ケンカをする必要はないんですよね。大切なのは、何を学ぶかであって、何で学ぶかではないのですから。

IT教育は遅れを取っている日本ですが、教授も言っているようにネットの使い方に関しては逆に世界をリードしています。すでにデジタルに慣れ親しんでいる子供たちですから、プログラミングは難しいものではなくて、楽しいものということがわかれば、簡単にIT社会を生き抜くためのスキルを身に着けていくことができるではないでしょうか。

D-SCHOOLオンラインもプログラミングが楽しいと思えるコンテンツを、今後も作り続けていきたいと思います。

この記事を書いた人
デジタネ編集部

「ライフスタイルとしての学び」を提供するEdTech Companyとして、最新テクノロジーを活かしたデジタル教育を提供。
マインクラフトやRobloxといった子どもに大人気のゲームを活用したプログラミング教材を提供する「デジタネ(旧D-SCHOOL)」を運営。また、小学校・中学校・高等学校向けにプログラミングやクリエイティブ授業を提供。

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