プログラミングに英語力は必要？他に必要な能力は？

プログラミングに英語力は必須ではない

⇧画像のように、プログラミングは英語がズラズラと並んでおり、英語力に自信がない方は「英語ができないとプログラミングはできない」と思いこんでしまいがちです。
しかし、英語力が無くてもプログラミングはできます。
なぜなら、プログラミングでは簡単な英単語を扱うことが多いためです。英単語の意味がわからなければ辞書を引くことですぐに回答をえられますし、英単語を記号として覚えてしまえば案外簡単です。
また、「プログラミング＝コンピュータに指示を出すこと」で、難しい英文法を必要としません。単純な言い回しで、与える指示の内容に対して適切な英単語を与えることができればコンピュータは動いてくれます。
そのため、プログラミングをする上で英語力は必須としません。

小中学生は「ビジュアルプログラミング言語」で学ぶことが多い

2020年の小学校プログラミング教育必須化から、小中学生のプログラミング教育が浸透してきています。
そこで、「子どもにとって英語は難しいから、プログラミングも難しいのでは？」とお考えの保護者様も多いはずです。
しかし、小中学生のプログラミング教育では、主に「ビジュアルプログラミング言語」を使用することが多く、英語ができない小中学生でもプログラミング学習に取り組むことができます。

💡ビジュアルプログラミングとは？
ビジュアルプログラミングとは、あらかじめ命令が書かれた図形やブロックを組み合わせでプログラムを構築することです。
英語ができなくても、視覚的にプログラムを構築することができるので、小中学生やプログラミングに触れたことがない大人も有効的にプログラミングの基本的な考え方を理解することができます。

プログラミングで英語力があると有利になる

先述の通り、プログラミングに英語力は必須ではありません。
しかし、プログラミングで英語力があると有利になることがあります。
それはどのような場面なのか、以下でご紹介します。

コードが理解できる

英語力があることで、コードの意味を理解できるようになります。
コードの意味を瞬時に理解できれば、作業スピードがアップします。
また、コードが理解できることでより高度なプログラムを組むことができるようになるでしょう。

エラーメッセージは英語

プログラミングでは「エラー」がつきです。
そして、エラーが発生すると英語のエラーメッセージが発生します。
このようなシーンでは英語力がエラーの解決に役立つでしょう。

最新情報はほとんどが英語

英語力があることで、海外の最新情報をいちはやく手に入れられるようになります。
IT技術のトレンドは海外からは発信されることが多く、もちろん英語サイトから情報をえることになります。
日本語訳されているサイトもありますが、ほとんどが英語のため、いちはやく最新情報を入手したいときは英語力が必要になるでしょう。

プログラミングで有利になる英語力のレベルは？

プログラミングで英語力は必須ではありませんが、高校卒業程度のレベルの英語力があれば十分です。
また、プログラミングの専門用語は覚えておくことをおすすめします。
いずれも身に付けることができればプログラミングスキルをどんどん上げることができるので、積極的に身に付けましょう。

プログラミングで英語以外に必要な能力

論理的思考力

まず最も必要な能力といえるのが「論理的思考力」です。
イメージしたものを完成させる道のりの設計や、エラーに対処するために論理的に考えることが必要になるので、論理的思考力は必須といえるでしょう。

コミュニケーション能力

意外な能力といえば「コミュニケーション能力」です。
プログラマーやエンジニアは黙々とパソコンに向き合っているイメージがありますが、開発現場ではチームで動くことがよくあります。
また、立場によっては社外のクライアントとやりとりをすることもあるでしょう。
チームメンバーやクライアントと密に連携を取り合いながらプロジェクトを進めていくので、コミュニケーション能力は必須です。

情報収集能力

プログラミングではエラーが発生したときやコードの組み方がわからないとき、最新情報を入手したいときなどは自ら情報収集を行う必要があります。
一度覚えたら終わりではなく、情報は常にアップデートされるので、情報収集をするクセをつけること・アンテナを張り巡らせることが大切です。

まとめ

プログラミングに英語力は必須ではないですが、英語力があることでさまざまな場面で有利になります。
英語に自信がないけどプログラミングがんばりたいと考えている方は、ぜひ英語力も高めていってください！