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非認知能力とは?子どもがもつ非認知能力の育成につながる習い事も紹介



非認知能力は、人が社会で生きていくうえで必要不可欠な能力です。仕事で活かせるのはもちろんのこと、友達関係を育む際にも重宝されます。
本記事では、そんな非認知能力について詳しく解説していきます。
子どもが身につけるべきスキルとして有名な「非認知能力」とはどういった能力なのでしょうか。
以下にて詳しく見ていきましょう。

非認知能力とは?

非認知能力とは、学校のテストに出てくるような知識や学術的なスキルとは異なる種類の能力を指します。
具体的には、感情、態度、性格、行動、コミュニケーションなど、個人の心理的な特性や社会的なスキルが非認知能力に該当します。
子ども自身の人生を豊かにするうえで不可欠なスキルと考えてよいでしょう。
実際、非認知能力は、個人の成功や幸福に大きな影響を与えることが研究によって明らかになっています。以下にて更に詳しく見てみましょう。

非認知能力と認知能力の違い

人間がもつ能力は、非認知能力と認知能力に分けられます。
前述の通り、非認知能力は、感情、態度、性格、行動、コミュニケーションなど、主に個人の心理的特性や社会的スキルを指します。
一方の認知能力は、知識の獲得、情報処理、問題解決など、主に認識や思考に関連する能力を指します。
役割の違いとしては、非認知能力が主に人間関係や行動に関連する能力であり、個人の社会的な適応性や対人関係に影響を与えます。
対する認知能力は主に、学術的な領域や知識の取得に関連する能力で、知的な行動において重要な役割を果たします。
このように、非認知能力と認知能力はまったく異なる性質をもちますが、2つとも重要度の高いスキルであることが分かります。

非認知能力の一覧

非認知能力の一覧は次の通りです。

【共感力】
他人の感情や立場を理解し、共感する能力。

【コミュニケーション能力】
効果的に意思を伝え、他者と良好な関係を築く能力。

【リーダーシップ】
グループを指導し、影響を与える能力。

【自己規律】
自分の行動や感情をコントロールし、目標に向かって努力する能力。

【忍耐力】
困難や挫折に対して耐え、回復し、成長する能力。

【グリット】
長期的な目標に向けて持続的な努力をする粘り強さや情熱の能力。

【積極性】
自発的に行動を起こす意欲や主体性の能力。

これらの非認知能力は、数あるスキルの中でも個人の成功や幸福につながる重要なものとして認識されています。

非認知能力が重要とされる理由

非認知能力が重要とされているのは、学業や職業において単なる知識や技術だけではなく、長期的な成功に寄与するためです。
自己規律や忍耐力などの非認知能力をもつ子どもは、目標に向かって継続的に努力する傾向があり、学業成績やキャリアの成長にポジティブな影響を与えるとされています。
また、非認知能力は、他者とのコミュニケーションや協力、共感力などを促進するため、社会的な適応性に重要な役割を果たします。
これにより、子どもは学校、家庭などで良好な人間関係を築くことが可能です。
こういった重要な非認知能力を育成するうえで大切な注意点についても見てみましょう。

非認知能力を育成する際の注意点

非認知能力は幼児期~学童期に育ちやすい

非認知能力は幼児期から学童期にかけて育ちやすいとされています。
幼児期と学童期は、個人の発達や成長が急速に進む時期であり、多くの非認知能力が形成される重要な時期だからです。
たとえば、幼児期(3歳から6歳くらい)は、感情の発達、自己規律、協力性、共感力などの非認知能力が育まれる時期です。
また学童期(小学校入学後)では、認知能力が発達し、学業的なスキルが身につく一方で、非認知能力も大きく成長します。
学童期には、自己効力感、自己評価、忍耐力、問題解決能力、リーダーシップなどが発展することが期待されます。
したがって、非認知能力を高めておきたい場合は、幼児期から学童期のあいだに習い事をスタートし、スキルを高めることが重要と言えるでしょう。

育成に必要な条件を押さえておく

非認知能力を育成するためには、安心できる環境やサポート体制を整えることが大切です。これにより、学習者が自己を表現し、成長することができるようになります。
また、教育者や指導者は、自らが望む非認知能力を示すモデルとなることも大切です。自己規律や共感力を子どもに示すことで、プラスの影響を与えることができます。
こういったことを踏まえ、長期的な成長をサポートしていきましょう。

非認知能力を育成できる習い事3選

プログラミング

プログラミングは、子どもの非認知能力を育成する有効な方法の一つです。
なぜなら、プログラミング教室などでは重要な非認知能力と言われる以下のスキルを取得できるためです。

【忍耐力と自己規律】
プログラミングは複雑なタスクであり、問題に直面した際に忍耐力を持ち、自己規律を保つ必要があります。エラーのデバッグやプログラムの最適化など、繰り返しの作業が必要な場面で非認知能力が養われます。

【問題解決能力】
プログラムを作成する際には、問題解決スキルが求められます。複雑な課題に対して効果的なアプローチを見つけることで、非認知能力が向上します。

【創造性】
プログラミングにおいて、新しいアプリケーションやゲームを作成する際に創造性が発揮されます。自分のアイディアを形にすることで、非認知能力が刺激されることがあります。

【自己評価と成長意欲】
プログラムの実行結果や作成物を通じて、自己評価を行い、自己成長の機会として活用することができます。

上記の例は一部であり、プログラミング学習ではさまざまな非認知能力の育成につながります。加えて、将来の仕事にも良い影響を与える可能性もあるでしょう。

演劇

演劇は、自己表現力やチームワーク、積極性といった重要な社会スキルが身に付きます。
野球やサッカーといったスポーツよりマイナーな習い事である分、アイデンティティーの育成にもつながるでしょう。

総合スポーツ

スポーツは、自己規律やチームワーク、リーダーシップなどの非認知能力を育成するのに適しています。
チームスポーツに参加することで、協力や責任感、挫折に対する対処法を学ぶこともできるでしょう。
非認知能力と同様に、運動神経も学童期に育ちやすいとされているため、効率的に子どもがもつスキルを育成できます。
ただし、プログラミングや演劇と比べて、非認知能力の育成スピードは遅い傾向にあるため注意が必要です。

非認知能力が高い人の特徴

非認知能力が高い人の特徴は次の通りです。

【自己規律と忍耐力が高い】
非認知能力が高い人は、目標に向かって自己規律を持ち、困難な状況に対しても忍耐力を持って取り組む傾向があります。努力を継続し、挫折に屈しない姿勢を示すことができます。

【コミュニケーション能力が高い】
非認知能力が高い人は、他者とのコミュニケーションにおいても優れたスキルをもっています。共感力があり、他人の気持ちや立場を理解し、適切にコミュニケーションをとることができます。

【自己認識力が高い】
非認知能力が高い人は、自己の強みや弱みを理解し、自己評価が適切であり、自己成長に対する意欲が高いことが特徴です。

これらの特徴は、非認知能力が高い人が持つ一般的な特徴ですが、個人によって異なる場合があります。
非認知能力は発達の過程で獲得されることが多いため、教育や経験を通じて育成されることもあるでしょう。

さいごに

本記事では「非認知能力の一覧」「非認知能力が重要とされる理由」などを紹介しました。
非認知能力は、幼児期から学童期にかけて急速な成長を見せます。そのため、子どもの非認知能力を育成するためには、同時期にどのような習い事をするかが非常に重要です。
ですから皆さんもぜひ、非認知能力をもっとも効率的に育成できるスキルとして注目されているプログラミング教室を習い事の候補としてご検討ください。

この記事を書いた人
デジタネ編集部

「ライフスタイルとしての学び」を提供するEdTech Companyとして、最新テクノロジーを活かしたデジタル教育を提供。
マインクラフトやRobloxといった子どもに大人気のゲームを活用したプログラミング教材を提供する「デジタネ(旧D-SCHOOL)」を運営。また、小学校・中学校・高等学校向けにプログラミングやクリエイティブ授業を提供。

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