ブラウザってなに?
ブラウザとは、インターネット上の「ウェブサイト」を閲覧するためのソフトウェアです。
具体的には、ユーザーが入力したURLに基づいてサーバーにアクセスし、HTMLファイルや画像などのデータを取得して、見やすい形で表示されます。
これにより、私たちは簡単にニュース記事や動画、ウェブサイトなどの情報を閲覧することができます。
そして、多くのデバイスには最初からブラウザがインストールされています。例えば、iPhoneには「Safari」、Androidには「Google Chrome」が標準で搭載されています。
これらのブラウザを使えば、インターネット上の情報に簡単にアクセスでき、何か設定をする必要もありません。
💡「ブラウザ」の語源は?
ブラウザという言葉は、英語の「browse」に由来し、「拾い読みする」「ざっと見る」といった意味があります。
名前の通り、ブラウザを使用することで、ネット上に存在するウェブページから、自分が読みたい情報を自由に選び出して閲覧することができます。
ブラウザでできることは?
ブラウザは簡単にウェブサイトを閲覧することができるとても便利なソフトウェアですが、ウェブサイトの閲覧以外にも様々な便利な機能が存在します。
以下で見てみましょう。。
【検索】
気になるワードを入力したり、URLを入力することでウェブサイトを検索することができます。
【タブブラウジング】
一つのウィンドウで複数のタブを開けます。ブラウザは1つのタブにつき1つのウェブページを表示することが基本です。同時に複数のページを開きたいときはこの機能を活用します。
【ブックマーク】
ウェブ検索をしていて「また見返したいな」と思うウェブページにたどりつくことがあると思います。
そんなときは「ブックマーク」を活用しましょう。
指定のウェブページをブックマークしておくことで、いつでもブックマーク一覧からページを開くことができます。
【履歴確認】
過去に閲覧したウェブページを確認することができます。
【キャッシュ保存】
ウェブページのデータを一時的に保存する仕組みのことです。
これは、後に同じウェブページを再度開く際に、ページの読み込み速度を速くし、データ使用量を減らすために利用されます。
ブラウザの種類
ブラウザには様々な種類があり、本記事では代表的な以下5種類のブラウザについてご紹介します。
Googlechrome
Google Chromeは、Googleが開発・提供している、いわゆる「Google公式のブラウザ」です。
シンプルで直感的なデザイン、高速なページ読み込み、安定した動作などが特徴です。また、セキュリティも強化されており、定期的な更新で最新のウイルス等に対応することから多くのユーザーが利用しています。
さらに、Googleアカウントを使うことで、Googleサービス(Gmail、Googleカレンダー、Googleドライブなど)を異なるデバイス間で連携・共有することができます。
自宅ではPC、外出中はスマホなど状況に合わせて使い分けができるのも人気の要因です。
Safari
SafariはAppleが提供するウェブブラウザで、iPhone、iPad、MacなどのAppleデバイスに標準搭載されているため、Appleデバイスユーザーの方は利用したことがあるのではないでしょうか。
特にiPhoneの普及率が高い日本では、多くのユーザーがSafariをメインブラウザとして利用しています。
(SafariはAndroidデバイスでは利用できません)
Microsoft Edge
Microsoft Edgeは、Internet Explorerの後継として開発された最新のWindows標準ブラウザです。
EdgeはInternet Explorerに比べて、表示速度や機能性が大幅に向上しており、特にWindows 10以降のバージョンで多くのユーザーに利用されています。
Edgeの特徴の一つは、標準の検索エンジンとしてMicrosoftの「Bing」が設定されていることです。BingはGoogleとは異なるアルゴリズムを使用しているため、検索結果がGoogleやYahoo!とは異なる場合があります。
Mozilla Firefox
Firefoxは、Mozilla Foundationが開発・提供するウェブブラウザで、炎と狐のマークが目印です。
Firefoxの特徴は、自由に機能を追加できることです。
これにより、自分の好みに合わせてブラウザをカスタマイズできます。また、パソコンとスマートフォンの間でブックマークや設定を簡単に同期することができます。
Opera
Operaは、Opera Software社が開発した多機能ウェブブラウザで、長い歴史を持つ信頼性の高いブラウザです。
Androidでは「Opera」、iPhoneでは「Opera Mini」として利用でき、これらはパソコンや他のデバイスとも同期可能です。
また、データ圧縮機能が搭載されており、これにより通信量を節約できるため、データ通信制限があるユーザーにとっては助かるのではないでしょうか。
また、Operaは「スピードダイヤル」機能を持ち、よく訪れるサイトへ簡単にアクセスできます。
さらに、地域や関心に基づいたニュースを自動収集する機能などさまざまな機能があることも人気の要因です。
日本でいちばん使われているブラウザはどれ?
下記表に記載のとおり、日本でもっとも使われているブラウザは「Google Chrome」で、約57%のシェアとなっています。次いでSafariが22.77%、Microsoft Edgeが13.54%となっています。
これら上位3つのブラウザが市場の大部分を占めており、特にChromeの利用率が際立っています。Safariは主にApple製品のユーザーによる利用で、EdgeはWindowsユーザーに広く利用されています。
参照:statcounter
ブラウザ | シェア率(日本) |
---|---|
Googlechrome | 56.91% |
Safari | 22.77% |
Edge | 13.54% |
Firefox | 3.64% |
SumsungInternet | 0.95% |
Opera | 0.58% |
Android | 0.3% |
IE | 0.18% |
UCBrowser | 0.29% |
Source: StatCounter Global Stats – Browser Market Share
世界のブラウザシェア割合
2024年6月時点の世界ブラウザシェア割合は以下の通りです。
参照:statcounter
ブラウザ | シェア率(世界) |
---|---|
Googlechrome | 65.69% |
Safari | 17.98% |
Edge | 5.23% |
Firefox | 2.74% |
Opera | 2.25% |
SumsungInternet | 2.59% |
UcBrowser | 0.98% |
Android | 0.49% |
QQBrowser | 0.5% |
Source: StatCounter Global Stats – Browser Market Share
まとめ:初心者の方は「Googlechrome」がおすすめ
本記事ではブラウザの概要や、ブラウザの種類についてご紹介しました。
初心者の方は、シンプル・直観的な操作が可能で、かつセキュリティ面に強いことから「Googlechrome」が無難でおすすめです。
そして、ブラウザに慣れてきたら、場面に応じて他のブラウザも併用してみるのが良いでしょう。
ぜひいろんなブラウザを試し、ご自身に合うブラウザを見つけてみてください。
「ライフスタイルとしての学び」を提供するEdTech Companyとして、最新テクノロジーを活かしたデジタル教育を提供。
マインクラフトやRobloxといった子どもに大人気のゲームを活用したプログラミング教材を提供する「デジタネ(旧D-SCHOOL)」を運営。また、小学校・中学校・高等学校向けにプログラミングやクリエイティブ授業を提供。