もうすぐ夏休み。
「子どもの自由研究テーマが決まらない・・・」
「子どもが自由研究を積極的にやってくれず、結局親が手伝ってしまう・・・」
夏休みを目前にして、このようにお悩みの方も多いのではないでしょうか?
今回は、子どもの自由研究テーマが決まらない方、今年から初めて自由研究を行う方向けに、「自由研究テーマの決め方」「自由研究テーマアイデア」をご紹介します。
ぜひ本記事を参考に自由研究テーマ決定に活用してみてください。
もくじ
1. 自由研究ってなにをするの?
2. 子どもの自由研究での悩みトップ3
3. 自由研究テーマの決め方~実行までの手順
4. 低学年(1~3年生)の自由研究テーマアイデア
5. 植物の栽培
6. マジックミルクの実験
7. ペットボトルロケット
8. 高学年(4~6年生)の自由研究テーマアイデア
9. 昆虫の生態観察
10. 地元の歴史調査
11. 星座観察と星図作成
12. 「プログラミング」の自由研究は全学年におすすめ!
自由研究ってなにをするの?
自由研究は、自分自身のわからないことや興味のあることを調べたり研究したりなどして、物事の理解を深めていくことです。
自由研究は、自身で問いを立て、調査し、結果をまとめることによって、科学的な思考や問題解決のスキルを育むのに役立ちます。
自由研究はいつ始める?
小学館の調査では、自由研究を「①夏休みの中旬から」「②夏休みに入ってすぐ」「③夏休み前から」の順番で始めるお子さんが多いという結果が出ました。
ただし、テーマが決まったら早めに始めることをおすすめします。
その理由は、自由研究が予想以上に時間がかかることがあるからです。
また、早めに始めることで、問題が発生した時に余裕を持って対処することができます。
さらに、自由研究を早めに始めることで、よりクオリティの高い自由研究内容になるでしょう!
参考:小学館 https://hugkum.sho.jp/393626
子どもの自由研究での悩みトップ3
自由研究に関するお悩みはさまざまですが、小学館の調査では特に以下の3つの悩みが多いことがわかっています。
1位 テーマ探し
2位 親がどこまで関与するか
3位 子どもが自主的にやらない
やはりテーマ決めは一番の難関であり、テーマ決めで悩むご家庭が多いようです。
以下ではテーマ決めで悩む方に向けてテーマの決め方~実行までの手順を解説します。
ぜひ参考にしてみてください。
参考:小学館 https://hugkum.sho.jp/special/253418
自由研究テーマの決め方~実行までの手順
①興味のあるテーマをリストアップする
まずは、自分が何に興味があるかを考え、興味のあるテーマを洗い出すことから始めましょう!
自分の興味・関心を洗い出すためには、好きな科目、趣味、日常生活で気になったこと、好きな動物や植物など、さまざまな角度から考えてみることをおすすめします。
②テーマについて調査・情報収集を行う
興味のあるテーマがいくつか決まったら、それぞれのテーマについて詳しく調べてみましょう!
図書館やインターネットを活用して、そのテーマについて既に知られていることや、専門家の意見などを調べてみると良いでしょう。
それぞれのテーマについて情報を集めることで、どのテーマが最も自分が興味を持てるかを理解することができます。
③テーマを絞り込む
情報収集を通じて、どのテーマに最も興味を持てるか、また、実際に研究可能なテーマかを決めていきます。
ここでは、研究の範囲が広すぎず、かつ自分で実施可能なものであることを確認します。
また、研究の結果が明確になるような具体的な問いを設定すると良いでしょう。
④計画を立てる
テーマが決まったら、具体的な研究計画を立てます。
何を調査するのか、どのように調査するのか、どのように結果をまとめるのかなど、ステップバイステップで計画を立てましょう。
この段階では、必要な材料やリソース、時間の計画も考えると良いでしょう。
⑤実行してみよう
最後に、計画に沿って研究を実施し、得られた結果を分析します。
結果が予想と異なった場合でも、それは新たな発見や学びにつながる可能性があるので、恐れずにチャレンジしましょう!
また、分析した結果をもとに研究結果をまとめましょう。
自由研究はただ結果を出すだけではなく、その過程を通じて何を学び、どのように考えたかを共有することが重要です。
低学年(1~3年生)の自由研究テーマアイデア
テーマ①:植物の栽培
種から植物をそだてるとても簡単な実験です。
お子さんが植物に興味があるのであれば、家庭菜園やガーデニングにチャレンジしてみてください。
【必要な道具】
・種または苗
・鉢
・土(ポッティングミックス)
・水やり用の道具
・筆記用具とノート
【方法と手順】
①植物選び: 育てたい植物の種または苗を選びます。
②土と鉢の準備: 鉢にポッティングミックスを入れます。
③植え付け: 種または苗を鉢に植え、最初はたっぷりと水をやります。
④適切な場所: 植物が必要とする光量を考慮して、鉢を置く場所を選びます。
⑤日常的なケア: 植物の土の乾燥具合を確認し、必要に応じて水をやります。
⑥観察と記録: 植物の成長を観察し、ノートに日付とともに記録します。
テーマ②:マジックミルクの実験
マジックミルクの実験では、乳化の原理を活用します。
牛乳の表面を瞬時にカラフルに変えることができるので、簡単でとても盛り上がる実験となっています。
【必要な道具】
・牛乳(全乳が最適)
・食用色素(複数の色)
・綿棒
・洗剤(食器用)
・平らな皿
【方法と手順】
①準備: 平らな皿に牛乳を注ぎます。牛乳が皿の底を覆う程度に入れましょう。
②色を加える: 皿の中央に数滴の食用色素を垂らします。(水に溶いた絵具を使ってもOKです!)
③洗剤の使用: 綿棒を洗剤に浸し、皿の中央にある食用色素の部分にそっと置きます。
④観察: 綿棒を皿に入れた瞬間、牛乳の中で色が広がり始め、美しい模様が形成されます。これは、洗剤が乳脂肪と相互作用し、乳化作用が起こるためです。
⑤記録: 実験の結果をノートに記録し、何が起こったか、なぜそうなったかを理解しましょう。写真を撮るのも良いアイデアです。
【注意点】
この実験では洗剤を使うので、誤って飲まないように注意し、小さな子供がいる場合は大人の監督下で行ってください。
テーマ③:ペットボトルロケット
ペットボトルロケットの実験は恐らく保護者の方でも経験された方が多いのではないでしょうか?
ペットボトルがロケットのように飛んでいくので、きっとお子さんも大喜びですね。
【必要な道具】
・使い古しのペットボトル(1.5リットル程度)
・風船用のポンプ
・コルク
・針金
・紐
・水
・テープ
・空き地(広い開けた場所)
【方法と手順】
①準備: ペットボトルの中に水を約1/3量入れます。
②コルクの取り付け: 針金を通したコルクを、ポンプの先端に取り付けます。このコルクをロケットのノズルとして使用します。
③ロケットの設置: ペットボトルを逆さにして安定した場所に置き、紐をペットボトルの首にしっかりと固定します。これにより、ロケットが垂直に飛ぶようになります。
④ポンプの使用: ポンプをコルクに差し込み、ペットボトルに空気を送り込みます。ペットボトルの中の圧力が上がるにつれ、コルクが外れてロケットが飛ぶ準備が整います。
⑤発射: 圧力が十分に高くなったら、紐を引いてコルクを外し、ロケットを発射します。
⑥観察と記録: ロケットの飛距離や飛行時間を記録します。また、水の量や空気圧を変えて、それがロケットの飛行にどのように影響するかを観察します。
【注意点】
この実験ではペットボトルが高速で飛ぶため、必ず周囲に人がいないことを確認して行いましょう。
また、子供が行う場合は大人の監督が必要です。
安全第一で実験を楽しんでください。
高学年(4~6年生)の自由研究テーマアイデア
テーマ①:昆虫の生態観察
この研究では昆虫の生態について観察をします。
昆虫の形状や、色、行動について詳しく観察してみると意外な発見があります。
昆虫好きのお子さんはぜひ挑戦してみてください。
【必要な道具】
・虫かごまたは小さな容器
・虫取り網
・ルーペ
・筆記用具とノート
・カメラ(任意)
・参考書や図鑑
【方法と手順】
①対象の選定: 観察したい昆虫の種類を決めます。身近なところで見かける昆虫、例えば、てんとう虫やくもなどが適しています。
②昆虫の捕獲: 庭や公園で、虫取り網を使って昆虫を優しく捕まえます。そして、虫かごや容器に入れます。
③観察: ルーペを使って昆虫の形状、色、行動などを詳しく観察します。観察した情報をノートに書き留めます。カメラがあれば、写真も撮りましょう。
④情報収集: 図鑑やインターネットを使って、観察した昆虫についての情報を調べます。昆虫の生態や特徴について学び、ノートに記録します。
⑤リリース: 昆虫を捕まえた場所に戻して、自然に放しましょう。生物を尊重し、自然環境を保護することが重要です。
⑥報告書の作成: 観察と情報収集の結果をもとに、昆虫の生態についての報告書を作成します。写真や図を含めるとわかりやすくなります。
【注意点】
昆虫を取り扱う際は、優しく丁寧に行動しましょう。
また、自分自身の安全も考慮し、刺す昆虫などは避けるか、大人の監督下で行いましょう。
テーマ②:地元の歴史調査
自分の住んでいる地域の歴史を調査します。
特定の地点や建物の歴史、地域の特産品や伝統的な行事などについて調査してみましょう。
普段何気なく生活する街で意外な発見があって面白い研究になりそうですね!
【必要な道具】
・筆記用具とノート
・カメラ(任意)
・コンピューターまたはスマートフォン(インターネット検索用)
・地元の歴史に関する本や地図
【方法と手順】
①テーマの選定: 地元の歴史の中で特に興味があるトピックや期間を選びます(例:地元の建築物、有名な人物、文化的な出来事など)。
②情報収集: 図書館を訪れて、地元の歴史に関する本や記事を探し読む。インターネットでも情報収集をします。
③フィールドワーク: 地元の歴史的な場所や建築物を訪れ、観察しましょう。写真を撮ったり、注目すべき点についてノートに記録します。
④インタビュー: 可能であれば、地元の歴史に詳しい人物や長寿の方にインタビューを行い、貴重な情報やエピソードを収集します。
⑤情報の整理: 収集した情報を整理し、時系列やテーマ別にまとめます。
⑥報告書の作成: 整理した情報を基に、地元の歴史についての報告書を作成します。写真や引用を含め、分かりやすくまとめましょう。
⑦プレゼンテーション: 家族や学校で、調査した地元の歴史についてプレゼンテーションを行うと、さらに理解が深まります。
【注意点】
インタビューやフィールドワークを行う際は、礼儀正しく行動し、許可を得てから写真を撮るなど、他人やプライバシーを尊重しましょう。
テーマ③:星座観察と星図作成
研究内容:
夏の夜空の星座を観察し、それらの星座を記録した星図を作成します。
星座の名前や神話、それらがどのように変化するかを調査しましょう!
【必要な道具】
・筆記用具とノート
・星座の図鑑またはスマートフォンアプリ
・コンパス(方向を知るため)
・カメラ(任意)
・枚数の多い大きめの白紙
・定規、色鉛筆、マーカー
【方法や手順】
①情報収集: 星座の基本的な知識を学ぶために、図鑑やアプリを使用して予習します。
②観察計画: 星座を観察する日時と場所を決定します。できるだけ暗く、街灯などの光が少ない場所が良いです。
③星座の観察: 観察の日が来たら、コンパスを使って方向を確認しながら、空を見上げて星座を探します。星座と星の配置、明るさをノートにメモし、カメラがあれば写真も撮りましょう。
④星図の作成: 大きめの白紙に、観察した星座の形を描きます。星の位置と明るさに注意しながら、色鉛筆やマーカーで詳細を描き込みます。
⑤解説の追加: 星図に、その星座の名前、方向、観察した日時、そしてその星座に関する興味深い情報や神話などを加えます。
⑥報告書の作成: 観察した経験と星図をまとめて、報告書を作成します。星座の特徴や、なぜその星座が重要なのかなど、簡潔に説明します。
【注意点】
観察の際は、暗い場所でも安全に行動できるようにし、必要であれば大人と一緒に行くか、周囲に注意してください。
また、天候や季節にも注意し、観察の計画を立てましょう。
「プログラミング」の自由研究は全学年におすすめ!
これまで小学生低学年・高学年向けの自由研究テーマについてご紹介しましたが、ピンときたアイデアは見つかりましたか?
どれも素晴らしい研究で、子どもの成長に繋がる実験となっています。
そこで、もしまだ決まっていない方は「プログラミング」に挑戦してみてはいかがでしょうか?
実は現在、小学校のプログラミング必修化の影響もあり、自由研究にプログラミングを選択する子どもがとても増えています。
プログラミングでオリジナルの作品やゲームを作って周囲の人たちに披露することができ、周りを驚かせることもできるでしょう。
また、プログラミングに興味をもった子どもがそのままプログラミングの習い事を始めてくれるなど、メリットがとても大きいといえます。
子どものうちからプログラミングを習うことで、これからの社会で活躍するための「考える力」を養うことができます。
ぜひこの機会にお子さんの自由研究に「プログラミング」を取り入れてみてください!
デジタネのオンラインプログラミングコースを14日間無料で体験!
肝心のプログラミングはどこから始めたら良いの?
このようにお考えの方も多いと思います。
そこで今回はデジタネの「オンラインプログラミングコース」「14日間無料体験キャンペーン」についてご紹介します!
【デジタネのオンラインプログラミングコースとは?】
デジタネは、全国に190校以上(2023年7月現在)を展開するプログラミング教室のオンラインコースです。
受講料は定額制で、PC・タブレットで受講可能なコースを多数ご用意しています。
教材はわかりやすく楽しい動画なので、保護者の方がずっと横についてサポートしてあげる必要がないのも助かるポイントです。
コース内容は、マインクラフトの世界観でプログラミングができる「マイクラッチコース」や、現在日本でも沸々と人気が出始めているロブロックスを活用した「ロブロックスコース」、「Scratchコース」など幅広いコースを展開しているので、お子さんの関心に合わせて月額定額制でさまざまなコースを受講していただくことが可能です。
また、もともと小中学生向けに特化したプログラミングスクールのため、初めてプログラミング学習をするお子さまにも分かりやすく作られています。
【14日間無料体験キャンペーンとは?】
デジタネでは、現在オンラインプログラミングコースが14日間無料で体験できるキャンペーンを行っています。
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ぜひこの機会にデジタネの無料体験を始めてみてください!
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「ライフスタイルとしての学び」を提供するEdTech Companyとして、最新テクノロジーを活かしたデジタル教育を提供。
マインクラフトやRobloxといった子どもに大人気のゲームを活用したプログラミング教材を提供する「デジタネ(旧D-SCHOOL)」を運営。また、小学校・中学校・高等学校向けにプログラミングやクリエイティブ授業を提供。