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デジタルネイティブとは?意味や世代の特徴を解説!



みなさん、「デジタルネイティブ」という言葉をご存知でしょうか?
デジタルネイティブは、生まれたときからインターネットが身近にある世代であり、コミュニケーションの方法やモノの買い方・使い方がそれまでの世代と異なっているといわれています。
今回はデジタルネイティブの定義や特徴、デジタルネイティブが台頭した際のリスクについてご紹介します。

デジタルネイティブとは?

デジタルネイティブの定義

デジタルネイティブとは、生まれた時から、インターネットやパソコンなどIT製品が当たり前のものとして存在していた世代と定義されています。
具体的には、1990年代から2000年代に生まれた世代のことを指します。
日本でインターネットが広まったのは、1990年代半ばです。
デジタルネイティブ世代は、インターネットが広まっていく中で生まれ育ったため、IT製品を使いこなす能力に恵まれていると言われています。

ミレニアル世代との関係性

ミレ二アル世代とは、1981年から1996年頃に生まれた世代を指します。
ミレニアル世代は、1965年~1980年頃に生まれた「X世代」の次の世代に当たることから、アルファベット順に「Y世代」とも呼ばれます。
ミレニアル世代は個人主義ともいわれており、多様な価値観を尊重することや、プライベート重視、モノの所有より体験を重視するなどが特徴です。

Z世代との関係性

デジタルネイティブ世代の中でも、1990年代半ば〜2000年代半ばに生まれた世代は、「Z世代」と呼ばれています。
そして、Z世代はミレ二アル世代に比べてインターネットを積極的に活用する特徴があります。
また、彼らはソーシャルメディアを特に積極的に活用していると言われています。

デジタルイミグラントとの違い

デジタルネイティブの対義語として、「デジタルイミグラント」という言葉があります。
デジタルイミグラントとは、アナログ環境の中で生まれ、大きくなってからデジタル機器に触れるようになった世代のことを指します。

デジタルネイティブ世代の特徴

①即時性を求める

ネット社会に精通しているデジタルネイティブ世代は、情報をタイムリーに知りたいと考えます。
情報の発信や取得については、その早さにあたる「即時性」を重視しており、リアルタイムの情報に貪欲な傾向があります。
また、SNSやブログなどを情報収集に用いることも多いため、それらを用いて自身の情報を世間に発信することにも慣れています。

②オンラインのコミュニケーションに積極的である

デジタルネイティブ世代にとっては、オンラインとオフラインのコミュニケーションに大きな違いはありません。
インターネットを通じて、見知らぬ他人と知り合うことにあまり抵抗を覚えず、積極的に人と繋がろうとする傾向にあります。
具体例としては、入学前や入社前などに、学生らがTwitterやInstagramなどのSNSを活用して、オンラインでの人間関係を構築することも多いです。

③疑問があるときは検索して解決する

デジタルネイティブ世代は、分からないことがあればすぐに、インターネットで検索する習慣がついていると言われています。
生活の中にインターネットが自然と存在した世代であるため、それらを簡単に使いこなすことができるのです。
また、自分が知りたい情報によって検索ツールを使い分ける能力も持ち合わせています。
GoogleやInstagram、Twitterなど、どのツールが自分の知りたい情報を検索するのに適しているか見極めることができます。
しかし、彼らはインターネットで検索するとすぐに解決策を見つけられるため、自分の頭を用いて考えることに消極的であるという懸念もあります。

④価値観が柔軟である

デジタルネイティブ世代は、その他の世代の人と比べて、多様性を受け入れやすい傾向にあると言われています。
特に、人種や性別などの社会問題に対しては、非常にリベラルな思想を持っており、価値観が柔軟であるという特徴があります。

デジタルネイティブ世代台頭によるリスクや問題は?

現代の社会は、インターネットと密接な関わりがあり、インターネットを簡単に使いこなすデジタルネイティブ世代の台頭が進んでいます。
ブロガーやインスタグラマーなど、デジタルの特性を生かして活躍する人も増えてきました。
しかしながら、そんなインターネットに精通しているデジタルネイティブ世代が台頭することによるリスクや問題も指摘されています。
以下で詳しく解説します。

①インターネットを通じたトラブルが発生しやすい

デジタルネイティブ世代はインターネットを使いこなす能力に恵まれていますが、その反面十分なネットリテラシーを持ち合わせていないことも多いです。
良くも悪くも、インターネットを現実世界とあまり変わらないものだと捉えています。
現実世界の感覚のまま、インターネット上で繋がった人と気軽にやり取りをして、炎上してしまったり、トラブルになるケースも少なくありません。

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②オフライン(対面)のコミュニケーションが苦手

オンラインのコミュニケーションに慣れ親しんでいるデジタルネイティブ世代は、オフラインでの会話が苦手な傾向にあると言われています。
SNSやメールなど、自身の都合の良いときに会話できることに慣れており、相手のペースを崩してしまうことに敏感になっているのです。
特に、上司や教師など目上の人相手にはこの傾向が強く、指導する側もコミュニケーションの不足を感じてしまうケースがあります。

③まずインターネット検索をしてしまう

デジタルネイティブ世代はインターネットを使うことに抵抗がないため、わからないことはすぐインターネット検索で解決を計ろうとします。
たしかに、インターネットには様々な情報が掲載されており、問題解決の近道となりえることが多いですが、「自分の頭で物事を考えてみる」ことに消極的になってしまいます。
また、インターネットには誤った情報も多く存在するため、間違ったインプットをしてしまうリスクも考えられます。

さいごに

ここまで、デジタルネイティブについて解説しました。
彼ら・彼女らは否定的な評価を受けてしまうことが多い一方で、IT活用能力の高さなどの強みも多数存在します。
現代社会は、これまで以上に、デジタル製品と密接に関わっていくことが予想されます。
デジタルネイティブ世代の特性を理解して、彼らと上手にコミュニケーションを取り、彼らの能力を上手く活用していくことで、より良い結果に繋がっていくことでしょう。

この記事を書いた人
デジタネ編集部

「ライフスタイルとしての学び」を提供するEdTech Companyとして、最新テクノロジーを活かしたデジタル教育を提供。
マインクラフトやRobloxといった子どもに大人気のゲームを活用したプログラミング教材を提供する「デジタネ(旧D-SCHOOL)」を運営。また、小学校・中学校・高等学校向けにプログラミングやクリエイティブ授業を提供。

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