「うちの子、運動があまり得意じゃなくて…」
「でも何か習い事はさせたいし、できれば運動にも少しは触れてほしい…」
そんなふうに感じている保護者の方は、きっと少なくないはずです。
運動が苦手な子どもにとって、体育やスポーツは時にプレッシャーになります。
「周りと比べてできない」「何度やっても失敗する」といった経験から、どんどん自信をなくしてしまうケースもあります。
でも安心してください。
運動が苦手でも、楽しく続けられて、自信が育つ習い事はたくさんあります。
本記事では、運動が苦手な子どもが「できた!」を実感できる、運動系・非運動系の習い事をバランスよくご紹介します。
さらに、保護者として知っておきたい「子どもが運動を苦手に感じる理由」や、失敗しない習い事選びのポイントまで、わかりやすく解説していきます。
ぜひ最後までチェックしてみてください。
\『プログラミング』は運動な苦手な子にもおすすめ!/
- 1. 子どもが「運動が苦手」と感じる3つの理由とは?
- ・1.運動をあまりしてこなかったから、慣れていないだけ
- ・2.遊びの中心がスマホやゲームになっている
- ・3.うまくできないことを気にして、自信をなくしてしまう
- 2. 運動が苦手な子どもでも楽しめる習い事はある?
- ・「運動が苦手=習い事が限られる」は思い込み
- ・大切なのは“合っていること”と“楽しめること”
- 3. 運動が苦手な子におすすめの習い事5選【運動系・非運動系】
- ・運動系の習い事
- ・スイミング(水泳)
- ・ダンス
- ・非運動系の習い事
- ・プログラミング
- ・そろばん
- ・絵画・アート
- 4. まとめ|運動が苦手でも、子どもに合う習い事はきっと見つかる
子どもが「運動が苦手」と感じる3つの理由とは?
「運動が苦手」と感じている子どもたちには、実は“生まれつきの才能”とは別の理由があることが多いです。
特別な体の問題があるわけでもないのに、なぜか運動を避けたがる。
やってみてもすぐに「ムリ」と言ってしまう。
そんな姿を見ると、保護者としても「どう接してあげればいいの?」と悩みますよね。
でも、よくよく見ていくとその背景には、生活習慣や環境、そして子ども自身の気持ちの問題が隠れていることもあります。
ここでは、現代の子どもたちが運動を苦手に感じやすくなっている代表的な3つの理由をご紹介します。
1.運動をあまりしてこなかったから、慣れていないだけ
運動が苦手な子どもには、「そもそも体を動かす経験が少ない」という背景があることがよくあります。
近年では、公園で思いきり遊ぶ機会が減り、学校以外で身体を使う時間が限られている子が多くなっています。
共働きの家庭も増えており、「子どもが自然と外で走り回る環境」は、昔ほど当たり前ではなくなってきました。
そのため、運動が苦手に見える子の多くは、単に“体を動かすことに慣れていない”だけというケースが少なくないのです。
実際にスポーツ庁の記事では、
「神経機能の発達は6歳ごろまでに大人の約80%に達する」
と紹介されています。
(参照:数字で見る!「6」歳までの幼児期における運動習慣が与える影響)
この“発達のゴールデンエイジ”に、体を動かす機会が十分に得られないと、バランス感覚やリズム感、反射といった基礎的な身体の動かし方を身につけるチャンスを逃してしまうのです。
とはいえ、今からでも遅くはありません。
「できない」ではなく、「やってこなかっただけ」と気づければ、親としての関わり方もきっと変わってくるはずです。
2.遊びの中心がスマホやゲームになっている
最近の子どもたちは、遊びのスタイルそのものが大きく変わってきています。
タブレットやスマートフォン、ゲーム機などが日常の中に自然と溶け込んでいて、体を使わずに楽しめる遊びが圧倒的に増えています。
家の中で静かに過ごせる時間が長くなった一方で、全身を使って遊ぶ機会はどんどん減少傾向にあります。
特に低年齢のうちからデジタル機器に慣れ親しんでいる子どもは、体を動かすよりも“画面を見て指先で操作する”ことの方が得意になっていることも。
このような生活環境の変化によって、体を使うことへの“慣れ”や“楽しさ”を感じる機会が少なくなり、「運動=疲れるもの」「面倒くさいこと」というイメージを持ちやすくなっているのです。
もちろん、スマホやゲームが悪いわけではありません。
ただ、体を動かす経験が少ないままだと、「運動=苦手」と感じてしまうのは自然なこと。
遊び方のバランスが変わってきている今だからこそ、意識的に“体を使ってできる楽しみ”を取り入れることが大切になってきています。
3.うまくできないことを気にして、自信をなくしてしまう
運動は、結果が目に見えやすいもの。
「走るのが遅い」「ボールがうまく投げられない」「鉄棒ができない」など、他の子と比べられやすい特徴があります。
特に集団で行う体育の授業やスポーツでは、“できる子”が目立つ一方で、“できない子”はどうしても劣等感を抱きやすくなってしまいます。
さらに、子どもは周りの目にとても敏感です。
・友達の何気ない一言
・先生や大人の「がんばれ!」という言葉の裏にある期待
・保護者のちょっとした焦りや落胆の表情
こういった小さな出来事の積み重ねが、「自分は運動が苦手なんだ」→「どうせやってもムリ」→「やりたくない」という負のループにつながっていきます。
一度“苦手意識”が芽生えると、挑戦する意欲も自然と失われてしまいます。
そのため、子どもが「うまくできない」ことをどう受け止めるか、そして周囲の大人がどう関わるかが非常に重要なのです。
運動の得意・不得意は、単なる能力の差ではなく、「心のハードル」が大きなカギを握っていることを忘れてはいけません。
運動が苦手な子どもでも楽しめる習い事はある?
「運動が苦手」と聞くと、「習い事の選択肢が限られてしまうのでは…」と不安に感じる方も多いかもしれません。
ですが、実はそんなことはありません。
習い事には、運動能力だけでなく、感性・思考力・集中力・創造力など、さまざまな力を育むものがあります。
つまり、運動が得意かどうかに関係なく、子どもの個性や「好きなこと」に合った習い事を選ぶことができるのです。
また、最近では「運動が苦手でも無理なく始められるスポーツ」や、「運動とは関係なく、自信や達成感が得られる習い事」も数多くあります。
ここでは、「運動が苦手でも大丈夫」と感じられるような、子どもに合った習い事選びのヒントをお伝えします。
「運動が苦手=習い事が限られる」は思い込み
「運動が苦手だから、うちの子に向いている習い事なんて少ないんじゃないか…」
そんなふうに思ってしまう保護者の方は多いかもしれません。
ですが、これは実は大きな思い込みです。
習い事には、必ずしも“体を動かすこと”が中心である必要はありません。
集中力や思考力、創造力、指先の器用さなど、さまざまな才能を育てる習い事があります。
また、運動が苦手に見える子どもでも、「自分のペースでできる」「人と比べられにくい」「楽しめる」環境であれば、驚くほどイキイキと取り組めることもあるのです。
例えば、運動の得意・不得意に関係なく、
・ものづくりが好きな子
・頭で考えるのが得意な子
・コツコツ作業するのが得意な子
そんな子たちが自分らしさを発揮できる習い事はたくさんあります。
大切なのは、「運動が苦手だから」と選択肢を狭めてしまうことではなく、子どもが前向きに楽しめる場所を見つけてあげることです。
大切なのは“合っていること”と“楽しめること”
子どもにとっての「向いている習い事」とは、運動が得意かどうかではなく、その子の性格や興味、成長ペースに“合っているかどうか”が何より大切です。
どれだけ周りから「良い」と言われる習い事でも、本人が楽しめなければ、続けるのは難しいもの。
逆に、「楽しい!」「またやりたい!」と思える体験があると、自然と自信が育ち、継続につながります。
たとえば、
・一人で集中するのが好きな子
・自分のペースで進めたい子
・失敗することに敏感な子
こうしたタイプの子には、集団スポーツよりも個人で取り組める習い事の方が合っていることもよくあります。
また、運動系でも「勝ち負けがない」「自由な表現ができる」「自分のペースでできる」ものを選べば、苦手意識を持っていた子でも「運動って楽しい!」と感じられるようになることも。
大切なのは、「運動を克服させること」ではなく、その子が“できた”という経験を積み、自信を育てられるかどうか。
次の章では、そんな考え方をもとに厳選した、運動が苦手な子にもおすすめの習い事5選をご紹介します!
運動が苦手な子におすすめの習い事5選【運動系・非運動系】
ここまでご紹介してきたように、運動が苦手に見える子どもも、実は「慣れていないだけ」「環境が合っていなかっただけ」ということが多くあります。
そこで大切なのが、“その子に合った習い事”を見つけてあげること。
今回は、運動が苦手な子でも取り組みやすく、楽しみながら「できた!」という成功体験を積みやすい習い事を5つご紹介します。
運動系・非運動系の両方からバランスよく選んでいるので、お子さんの性格や興味に合わせて参考にしてみてください。
それぞれの習い事について、「どんな子に合うか」「親としてのメリット」などもあわせて解説していきます。
運動系→非運動系の順番でご紹介するで、ぜひ参考にしてみてください!
運動系の習い事
スイミング(水泳)
「スイミングって運動が得意な子の習い事じゃないの?」
と思うかもしれませんが、実は“運動が苦手な子”にもとてもおすすめなスポーツが水泳です。
その理由は、スイミングが自分のペースで黙々と練習できる個人競技だから。
集団競技のように「みんなに見られる」「足を引っ張ったらどうしよう」といったプレッシャーが少なく、運動が苦手な子でも安心して取り組みやすいのが特徴です。
また、泳ぎの上達は「25m泳げた!」「タイムが伸びた!」といった形で成果がはっきり見えるので、小さな達成感を重ねながら、自信を育てていくことができます。
習い事としての人気も高く、体力づくりにもつながるスイミング。
「運動への苦手意識を少しずつほぐしたい」と考えているご家庭に、意外と相性がいい選択肢です。
ダンス
「運動は苦手だけど、音楽やリズムに合わせて体を動かすのは好き」
そんなお子さんには、ダンスがおすすめです。
ダンスの魅力は、“上手に動けること”よりも、“楽しめること”が大事だという点。
自由に表現できる動きが多く、「失敗がない」「正解がひとつじゃない」ので、運動に苦手意識を持つ子でも入りやすい習い事です。
また、最近では学校の体育でもダンスが取り入れられており、「ダンスを習っていたおかげで授業が楽しくなった」という声も増えています。
集団の中で動きを合わせたり、曲に合わせて表現したりする中で、リズム感・柔軟性・協調性など、様々な力が自然と身についていくのも嬉しいポイント。
「運動=辛い」ではなく、「運動=楽しい」というイメージを持ってほしいなら、ダンスはそのきっかけになりやすい習い事のひとつです。
非運動系の習い事
プログラミング
プログラミングは、運動が苦手な子どもでも楽しく成功体験を積みやすい習い事です。
走ったり跳んだりといった体の使い方ではなく、「考える力」や「創造力」で勝負できるのが最大の魅力。
周囲と比べられにくく、自分のペースで進められるので、失敗を恐れずに取り組めます。
さらに、ゲーム感覚で課題に挑戦する中で、「できた!」という喜びを何度も味わえるのもポイントです。
また、プログラミングには「こうすればうまく動く」「この順番じゃダメなんだ」という論理的な考え方が必要になるため、自然と考える力・試す力・あきらめない力が育ち、将来的な学びにもつながっていきます。
最近は、【デジタネ】のようにマイクラやロブロックスを活用してオンラインで学べる教材もあり、自宅で気軽に始められるのも保護者にとって嬉しい点。
「運動は苦手だけど、何かに夢中になってほしい」と感じているなら、プログラミングは“新しい才能の入り口”になる習い事です。

「デジタネ」は、小中学生向けのオンラインプログラミング教材。
子どもたちに大人気の「マイクラ」や「ロブロックス」などを使って学ぶから、とにかく楽しくプログラミングが学べます!
学習は動画スタイルなので、好きなタイミングで視聴OK&送り迎え不要です。
そして、自宅や好きな場所で動画を観て学ぶから、他の人の目を気にする必要がないのも嬉しいポイント。
また、講師役は、子どもたちに親しまれているデジタネのオリジナルキャラクターたち。
ゲーム実況のようなテンポ感で、勉強っぽさゼロなのに学びはしっかり!という仕掛けもデジタネならではの強みです。
さらに、14日間無料で体験してみることも可能なので、プログラミングが気になる方はぜひお子さまにぴったりか試してみてください!
対象年齢 | 小学1年生〜(コースによって推奨年齢が変わります) |
---|---|
価格 | 3,980円/月〜(月々プラン:4,980円/月、年間プラン:3,980円/月、年間一括プラン:39,800円/年) |
コース | マイクラッチ ロブロックス タイピング Scratch HTML/CSS JavaScript ネットの世界 |
学習形式 | 動画学習(好きな場所で動画を見ながら学ぶ形式です) |
無料体験 | あり(14日間無料体験) |
そろばん
運動が苦手な子どもにとって、静かにじっくり取り組める習い事は大きな安心材料になります。
その中でも、昔から根強い人気を誇るのが「そろばん」です。
そろばんは、単に計算が速くなるだけでなく、集中力・記憶力・持続力など、勉強や日常生活にも役立つ力を育ててくれる習い事。
繰り返し練習を重ねる中で、「できた!」「級が上がった!」というわかりやすい達成感が得られるのも魅力です。
また、競技としての勝ち負けや運動能力とは無縁なので、他の子と比較されにくい点も安心。
運動が苦手な子でも、「そろばんなら得意かも」と自己肯定感を高めやすい分野です。
最近では、オンラインで学べるそろばん教室も増えており、送迎なしで自宅から学べるスタイルも人気で、「落ち着いてコツコツ取り組むのが好きな子」「集中する力を伸ばしたい子」にぴったりの習い事です。
絵画・アート
運動が苦手でも、「描く・作る」といった表現することが好きな子は意外と多いものです。
そんなお子さんには、絵画やアート教室がおすすめです。
アートの魅力は、正解や不正解がないこと。
「上手い」「下手」ではなく、“自分なりに工夫すること”が評価されるので、他人と比べられるストレスも少なく、自分のペースで楽しむことができます。
また、作品が完成したときの「見て見て!」「できた!」という感覚は、達成感や自己肯定感にもつながります。
コツコツ続けることで、観察力・集中力・創造力といった、学びの土台となる力も養われていきます。
「運動はちょっと苦手だけど、手を動かすのは好き」
そんなお子さんにとって、アートは自分らしさをのびのび発揮できる場所になるかもしれません。
まとめ|運動が苦手でも、子どもに合う習い事はきっと見つかる
運動が苦手だからといって、習い事の選択肢が限られるわけではありません。
大切なのは、「苦手を克服させる」ことよりも、「その子が自信を持って、前向きに取り組める習い事を見つけてあげること」です。
今回ご紹介した5つの習い事をおさらいすると:
種類 | 習い事 | 特徴 |
---|---|---|
非運動系 | プログラミング | 考える力・成功体験・将来性が身につく |
非運動系 | そろばん | 集中力や達成感を養える個人ワーク型 |
非運動系 | 絵画・アート | 表現力と自己肯定感を育てる創作活動 |
運動系 | スイミング | マイペースに続けやすい全身運動 |
運動系 | ダンス | 音楽を通じて“運動=楽しい”を体感できる |
これらはすべて、運動が得意でなくても“楽しく続けられる”習い事です。
子どもにとって、「楽しい」「できた!」という経験は、何よりの成長の原動力になります。
習い事を通して、「これなら楽しい!」「自分にもできるかも」と思える体験を、一度でも味わえたら、それだけで十分な一歩です。
まずはお子さんに合いそうなものから、気軽に試してみてください。

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