非認知能力を伸ばす習い事7選|テストでは測れない“将来役立つ力”を伸ばす方法とは

教育

「子どもの可能性をもっと伸ばしてあげたい」
そんな思いを持つご家庭で、今注目されているのが “非認知能力” です。

 

これはテストでは測れない「自信」「やり抜く力」「人との関わり方」など、生きる力の土台となる大切な力のこと。
実は今、この力を楽しみながら育てられる習い事が増えています。

 

本記事では、非認知能力の基本から、おすすめの習い事、家庭でできるサポート方法まで、わかりやすくご紹介します。
ぜひ本記事を参考にお子さまの非認知能力を伸ばすためのサポートをしてみてください。

 

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非認知能力とは?テストでは測れない“これからの力”

「非認知能力」と聞くと、少し難しそうに感じるかもしれません。
でも実は、日々の生活や遊びの中で自然と育まれている“見えないけれど大切な力”のことを指しています。

 

この力は、テストの点数やIQでは測れないもの。
けれど、子どもがこれからの社会を生きていくうえで、学力以上に重要になる場面も多いとされています。

 

まずは、この「非認知能力」とは何か、どんな力が含まれているのかをわかりやすく見ていきましょう。

非認知能力=「見えない力」ってどういうこと?

「非認知能力」は、目に見えない力ともよく言われます。
それは、テストの点数や成績のように数値化されるわけではなく、子どもの内面にある“育ちゆく力”だからです。

 

たとえば、こんな場面を想像してみてください。
・新しいことに挑戦するとき、自分から一歩を踏み出せる
・間違えてもくじけずに、もう一度やってみようとする
・友達と協力したり、自分の意見を相手に伝えたりできる

 

これらはどれも、通知表ではなかなか評価されないものですが、人生のいろんな場面で確実に役立つ力です。

 

こうした力が「非認知能力」と呼ばれるもので、学力やIQのように“認知できる力”と対になる概念として使われています。

 

見えにくいからこそ、育て方が大事。
非認知能力は、習い事や家庭での関わりの中でも、大きく育てることができるのです。

認知能力との違い|テストで測れる力との対比

「非認知能力」を理解するうえで大切なのが、「認知能力」との違いです。

 

認知能力は、主にIQ(知能指数)やテストで測れる力のことを指します。

一方、非認知能力は、点数では測れない「やり抜く力」や「協調性」、「自己肯定感」といった力のこと。

 

認知能力(見える力) 非認知能力(見えない力)
測れるもの IQ・テストの点数 数値化しにくい心の力
具体例 計算力、読解力、記憶力 自己肯定感、やり抜く力、協調性
評価されやすい場面 学校の成績、入試 社会での適応力、人間関係、将来の挑戦
特徴 「知識やスキル」という道具 その道具をどう使うかを決める心の姿勢
重要性 短期的な成果につながりやすい 長期的な成長や生き抜く力につながる

 

つまり、
認知能力=“点数で測れる力”、非認知能力=“点数では測れない力”と整理するとイメージしやすいですね。

 

また、どちらか一方が大事なのではなく、両方の力がそろうことで、子どもの可能性は大きく広がります。

非認知能力って具体的にどんな力?(自己肯定感・やり抜く力・協調性など)

非認知能力にはさまざまな要素がありますが、特に子どもの成長に大きく関わる代表的な力を3つ紹介します。

 

1. 自己肯定感

自分の存在や行動を「これでいい」と受け止められる力です。
自己肯定感が高い子は、新しいことに挑戦する気持ちを持ちやすく、失敗をしても立ち直るのが早い傾向があります。
親や先生に認められた経験や、小さな成功体験の積み重ねが土台になります。

 

2. やり抜く力(グリット)

困難にぶつかったときでもあきらめずに取り組み続ける力です。
宿題や習い事の練習など、続けることが難しい場面でも、コツコツ取り組める子は非認知能力がしっかり育っていると言えます。
「小さなゴールを達成 → 達成感を得る → また挑戦する」という循環を作ることが大切です。

 

3. 協調性・コミュニケーション力

友達や先生と関わる中で相手の気持ちを想像したり、自分の思いを伝えたりできる力です。
協調性がある子は、人間関係を築きやすく、チーム活動や将来の社会生活でも力を発揮します。
家庭でのちょっとした会話や遊びの中でも育まれる要素です。

 

このほかにも「自己管理力」「創造力」「共感力」など多くの要素が非認知能力に含まれます。
共通して言えるのは、これらは一度に身につくものではなく、日々の生活や習い事の中で少しずつ積み重ねられていくという点です。

なぜ今、非認知能力が注目されているのか?

これまで学校教育では「テストで測れる力=認知能力」が重視されてきました。
しかし近年、子どもを取り巻く環境や社会の変化によって、非認知能力の重要性が改めて注目されるようになっています。
以下3つの視点からそれぞれ見ていきましょう。

 

1. 将来の仕事が大きく変わっていくから

AIやロボットの普及により、「知識を覚えるだけ」「計算が速いだけ」といった力は機械でも代替できるようになっています。
一方で、自分で考え、他者と協力し、新しい価値を生み出す力は人間ならではの強み。
その基盤になるのが非認知能力です。

 

2. 社会で求められる力が変化しているから

文部科学省やOECD(経済協力開発機構)などの教育研究でも、非認知能力は「学力と同じくらい、将来の成功に影響する」と指摘されています。
実際に「自己肯定感が高い子は学習意欲も高い」「協調性のある子は社会での適応力が高い」といった研究結果も出ています。

参照:OECD「ICTと次世代教育3」

 

3. 子育てにおける保護者の関心が高まっているから

受験や成績だけにとらわれず、「子どもが将来幸せに生きていける力」を求める保護者が増えてきました。
そのニーズに応える形で、非認知能力を育てる教育法や習い事が注目されています。

 

つまり、これからの時代は「知識」だけではなく、知識をどう使い、人とどう関わるかを決める“心の力”=非認知能力が、ますます欠かせないものになっているのです。

非認知能力が高い子どもに見られる共通点とは?

では実際に、非認知能力が育っている子どもにはどんな特徴があるのでしょうか?

 

「自信がある」「最後までやり切る」「友達と上手に関われる」
こうした一見“性格”にも思える要素の多くが、実は非認知能力と深く関係しています。

 

ここでは、非認知能力が高い子どもに共通して見られる特徴をわかりやすく紹介します。
お子さんの様子と照らし合わせながら、チェックしてみてください。

自分で考えて行動できる

非認知能力が育っている子どもに多く見られるのが、指示を待たずに自分で考えて動ける力です。。
たとえば、「これってどうやるの?」「やっていい?」と聞く前に、まずは自分なりに試してみる。そんな姿勢がある子は、非認知能力がしっかり育っている可能性が高いです。

 

そして、この力は単に“積極的”というよりも、自分で判断し、行動を選び取る力(自己決定力)に近いもの。
日々の生活や遊び、習い事の中で、「どうすればうまくいくかな?」「こうしてみようかな」と試行錯誤を重ねる経験が、この力を伸ばしていきます。

 

また、親や先生から「まずはやってみよう」「どうしたらいいと思う?」と問いかけられる環境も大切です。
“失敗しても大丈夫”と思える安心感が、挑戦する意欲を育てます。

 

💡 保護者向けワンポイントアドバイス

子どもが迷っているとき、すぐに正解を教えるのではなく、「どうしたい?」と聞いてみることで“考える力”が育ちます。

 

困難に直面しても粘り強く取り組める

非認知能力が高い子どもは、うまくいかない場面でもあきらめずに取り組み続ける力持っています。
たとえば、ピアノの練習で思うように弾けなかったり、工作で何度もやり直しが必要だったりしても、「もうやらない」と投げ出さず、自分なりに工夫して続けようとする姿勢が見られます。

 

このような粘り強さは、「やり抜く力(グリット)」とも呼ばれ、長期的な目標に向けてコツコツ努力できる力のこと。
実は、学力や成功よりも、人生の満足度に強く関係しているとも言われています。

 

とはいえ、最初から我慢強くなれるわけではありません。
大切なのは、「できた!」という小さな成功体験を積み重ねることです。
うまくいかなかった経験も、「がんばってたね」と認めることで、自信につながっていきます。

 

💡 保護者向けワンポイントアドバイス

子どもが何かをやり切ったときは、「すごいね」ではなく、「あきらめずにがんばってたね」と“過程”をほめるのが効果的です。

 

他者と円滑に関われるコミュニケーション力がある

非認知能力が育っている子どもは、人との関わり方にも柔軟さや優しさが見られます。
「友達の話を最後まで聞く」「トラブルがあっても言い合いにならず話し合える」など、相手の立場を考えたコミュニケーションができるのが特徴です。

 

この力は、単なる“おしゃべりが上手”ということではありません。

・相手の気持ちを想像する
・自分の気持ちを適切に伝える
・協力しながら行動する

 

こうした社会性の土台となる力が、非認知能力のひとつとして育まれていきます。

 

また、このような力は、グループ活動や習い事など「他者とかかわる環境」でこそ磨かれます。
遊びやスポーツ、共同制作など、チームで動く体験がとても効果的です。

💡 保護者向けワンポイントアドバイス

「ちゃんと謝れたね」「友達に優しくできてたね」といった声かけで、子どもの“人と関わる力”を認めることが、次の行動の自信につながります。

 

成績だけにとらわれない自己肯定感がある

非認知能力が高い子どもに共通するのが、「自分には価値がある」と思える心の強さです。
それは、テストの点数や賞の数など目に見える成果に左右されない自己肯定感です。

 

たとえば、うまくいかなかったときにも「でもがんばった」「自分なりにできた」と思える子。
これは、周囲からの評価に依存しすぎず、自分の存在そのものを受け止められる力が育っている証拠です。

 

このような自己肯定感は、以下のような経験の積み重ねから育ちます。

・小さな努力を大人に認めてもらったとき
・失敗しても「あなたは大丈夫」と声をかけてもらえたとき
・他の子と比べられることなく、自分のペースで取り組めたとき

 

つまり、「できたかどうか」よりも「やったこと自体に意味がある」という視点が、子どもの自己肯定感を育てるカギになります。

 

💡 保護者向けワンポイントアドバイス

「100点とれてすごいね」よりも、「よく頑張ってたね」「ちゃんと取り組んでたの見てたよ」と声をかけることで、結果にとらわれない自信が育ちます。

 

非認知能力を伸ばす習い事の選び方

ここまで読んで、「非認知能力って大切なんだな」「うちの子にも育てたい」と感じた方も多いのではないでしょうか。

 

実際に、非認知能力を伸ばせる習い事はたくさんありますが、やみくもに選んでも期待したような効果が得られないこともあります。
大切なのは、「その子に合った習い事かどうか」という視点と、非認知能力を育てるためのポイントをおさえているかどうか。

 

ここでは、非認知能力を伸ばす習い事を選ぶときに意識したいポイントをわかりやすくご紹介します。

「結果」ではなく「プロセス」に注目できるか

非認知能力を育てるうえで大切なのは、「できたかどうか」ではなくどう取り組んだかという視点です。

 

たとえば、ピアノの発表会で思い通りに弾けなかったとしても、毎日の練習や本番に向けた努力、緊張と向き合った経験には大きな価値があります。
こうした過程の中で育つ“自信”や“やり抜く力”こそが、非認知能力そのものです。

 

習い事を選ぶときは、「上達の早さ」や「目に見える成果」よりも、子どもの頑張りや工夫に目を向けてくれる環境かどうかを重視してみてください。
努力を認めてもらえる経験が、子どもの心をぐんと強くしてくれます。

子どもが「やってみたい」と思えることが大前提

どれだけ非認知能力が育つといわれる習い事でも、子どもが自身で「やってみたい」と感じていなければ意味がありません
興味や好奇心から始まる体験のほうが、集中力や継続力も自然と高まりやすく、内側から伸びる力につながります。

 

反対に、親が選んだ習い事を「なんとなく続けているだけ」の状態では、
非認知能力の育ちはもちろん、自己肯定感や意欲もなかなか育ちにくくなります。

 

子どもが自分から「やってみたい」「もっとやってみよう」と思える習い事には、

・自分の得意や興味を活かせる
・楽しい!と感じられる瞬間がある
・成長を感じられる体験ができる

 

…といった要素が自然と含まれています。

 

保護者としては、「続けられそうか?」「嫌がっていないか?」といった様子を見ながら、
子どもの心が動くタイミングや分野にそっと寄り添う姿勢が大切です。

習い事を通じて“挑戦→成功→自信”の循環を作れるか

非認知能力を育てるためには、子どもが「やってみよう」と思える挑戦と、「できた!」と感じられる達成感を、日々の中で繰り返せることが理想です。

 

たとえば、最初は難しく感じたことでも、先生のサポートのもとで少しずつステップを踏みながら取り組み、「前よりうまくできた」「先生が気づいて褒めてくれた」といった体験を積み重ねていくと、
子どもは自分の努力に意味を感じ、もっとやってみたいという気持ちを自然と持つようになります。

 

こうしたポジティブな循環が生まれる習い事では、単に結果を求めるのではなく、過程を大切にしながら子どものペースに合わせて成長を見守ってくれる土壌があります。
挑戦が一度きりの“勝負”ではなく、何度もトライできる“学びの過程”として捉えられているかどうか。その違いが、子どもの内側にある力を引き出す鍵になります。

 

結果的に、「頑張ればできる」「次もやってみたい」と思える経験が増えることで、やり抜く力や自己肯定感、自分を信じる気持ちが育っていくのです。

非認知能力を育てる習い事7選

ここからは、非認知能力を育てるのに効果的な習い事を紹介していきます。

 

大切なのは、「成果」よりも「取り組む過程」を楽しめること
挑戦や工夫の中で、やり抜く力・自己肯定感・感情のコントロール・協調性といった“これからの力”が自然と育まれます。

 

今回は、そうした力が身につきやすい習い事を7つ厳選し、育つ力の特徴や選び方のポイントとあわせてご紹介します。

1.プログラミング

プログラミングは、近年人気が高まっている習い事のひとつ。
実はこのプログラミング学習、非認知能力の育成にもとても効果的です。

 

プログラミングでコードを組んで思い通りに動かすには、失敗と改善の繰り返しが欠かせません。
うまく動かなかったときに「なぜ?」を考え、自分なりに答えを見つけていくプロセスが、論理的思考力や試行錯誤を続ける粘り強さを育ててくれます。

 

また、何度もチャレンジしてうまくいったときの達成感が、自己肯定感や自信につながります。
自分のアイデアを形にできる楽しさから、「もっとやってみたい!」という意欲も自然に生まれます。

 

最近では、子ども向けに楽しく学べる教材やサービスも増えており、ゲーム感覚で学びながら「やり抜く力」や「自分で考える力」を伸ばせるのも魅力です。

 

育まれる非認知能力の例
  • 粘り強さ、やり抜く力
  • 問題解決力、創造力
  • 自己肯定感、自発性

 

教室・教材を選ぶときのポイント
  • 楽しみながら続けられる教材やカリキュラムがあるか
  • 自分のアイデアを形にできる自由度があるか
  • 成果だけでなく、取り組む過程に目を向けられる指導環境かどうか

 

プログラミングのおすすめは「デジタネ」!
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「デジタネ」は、小中学生向けのオンラインプログラミング教材。
子どもたちに大人気の「マイクラ」や「ロブロックス」などを使って学ぶから、とにかく楽しい!
まるでゲームをしているような感覚で、自然とプログラミングスキルと非認知能力が育ちます

 

学習は動画スタイルなので、好きなタイミングで視聴OK&送り迎え不要です。
そして、動画学習ならではのメリットとして、わからない部分は何度でも見返せるから、焦らず自分のペースで学べる安心感があります。

 

また、講師役は、子どもたちに親しまれているデジタネのオリジナルキャラクターたち。
ゲーム実況のようなテンポ感で、勉強っぽさゼロなのに学びはしっかり!という仕掛けもポイントです。

 

さらに、週に2回ほど開催されるライブ配信では、他の生徒と交流できる機会があり(もちろん参加は自由)、オンラインでも“仲間と一緒に学んでいる感覚”が持てるのはデジタネならではの魅力です。

 

対象年齢 小学1年生〜(コースによって推奨年齢が変わります)
価格 3,980円/月〜(月々プラン:4,980円/月、年間プラン:3,980円/月、年間一括プラン:39,800円/年)
コース マイクラッチ
ロブロックス
タイピング
Scratch
HTML/CSS
JavaScript
ネットの世界
学習形式 動画学習(好きな場所で動画を見ながら学ぶ形式です)
無料体験 あり(14日間無料体験)
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2 音楽(ピアノ・合唱など)

ピアノや合唱、バイオリンなどの音楽系の習い事は、長年人気がありますが、実は非認知能力を育てる面でもとても効果的です。

音楽の上達には、日々の積み重ねが欠かせません。
楽譜を読み、指の動きを覚え、何度も繰り返し練習する中で、集中力や粘り強さ、自己管理力が自然と身についていきます。

 

また、発表会や合唱などの人前での演奏は、自信を育てる絶好の機会。
「うまくできた」という達成感や、周囲からの拍手・応援は、子どもにとって大きな成功体験になります。

 

さらに、合唱やアンサンブルでは仲間との協力も重要です。
自分のパートを責任を持ってやり遂げる力や、周囲と息を合わせる協調性も育まれます。

 

音楽の習い事は、単に技術を磨くだけでなく、感情を表現したり、心を整える時間にもなります。
一人ひとりの個性を大切にしながら、自分のペースで続けられるのも魅力です。

 

育まれる非認知能力の例
  • 集中力、忍耐力
  • 自己肯定感、達成感
  • 協調性、感情の表現力

 

教室を選ぶときのポイント
  • 子どもが「音を出すのが楽しい」と感じられる環境か
  • 練習を義務ではなく「好き」に変えられるサポートがあるか
  • 発表や交流の場が、プレッシャーにならず自信につながるよう工夫されているか

 

3.武道(空手・剣道など)

武道は、体を動かしながら心を鍛える「心技体」の習い事です。
ルールの中で自分をコントロールし、他人を思いやる経験は、人生のあらゆる場面で生きていく力になります。

そして、空手や剣道、柔道などの武道系の習い事は、礼儀や精神面の成長に注目されがちですが、実は非認知能力をバランスよく育てられる習い事でもあります。

 

武道ではまず、「礼に始まり礼に終わる」という言葉があるように、相手を尊重する心が大切にされます。
日々の稽古の中で、集中力・我慢強さ・自己抑制が自然と身についていくのが特長です。

 

また、技を覚えるだけでなく、自分と向き合いながら上達していく過程では、自制心や向上心、自分の成長を信じる力が育っていきます。

 

試合や昇級審査に挑戦する場面では、緊張感の中でも冷静に動く力、負けた悔しさを乗り越える経験も大切な学び。
成功も失敗も含めて、“感情との向き合い方”を身につけられるのは、武道ならではの魅力です。

 

育まれる非認知能力の例
  • 自己抑制力、我慢強さ
  • 自尊心、冷静さ
  • 他者への敬意、礼儀

 

教室を選ぶときのポイント
  • 子ども自身が「かっこいい!やってみたい」と思えるか
  • 怒鳴り声や厳しすぎる指導ではなく、安心感のある環境か
  • 試合や昇級などが、プレッシャーではなく“挑戦の機会”として機能しているか

 

4.スポーツ(サッカー・体操など)

サッカーや体操、バスケットボール、水泳など、スポーツ系の習い事も非認知能力の宝庫です。

 

たとえばチームスポーツでは、仲間との連携や思いやりが求められます。
どうすればうまくパスがつながるか、どんな声かけがチームを支えるか──試合や練習の中で、自然と協調性・コミュニケーション力・責任感が育まれていきます。

 

一方、体操や水泳のような個人種目では、「昨日より少しでもできるようになりたい」という気持ちが、子ども自身の自己肯定感や挑戦する力につながります。

 

練習を通して「努力は自分を裏切らない」ことを学び、成功体験を重ねることで、学校では得られにくい“自信の土台”が築かれていきます。

 

また、体を動かすことは、気持ちのリフレッシュにもつながり、感情のコントロールや集中力を高める効果もあります。

 

育まれる非認知能力の例
  • 協調性、チームワーク
  • 自己肯定感、達成感
  • 感情のコントロール、集中力

 

教室を選ぶときのポイント
  • 楽しく続けられる雰囲気があるか
  • 指導者が「結果」だけでなく「過程」も見てくれるか
  • 子どもの性格に合った競技・形式(個人orチーム)かどうか

 

5.アート・工作

絵を描いたり、粘土をこねたり、自由にモノをつくる「アート系の習い事」は、自分の感性をそのまま形にできる貴重な時間です。

 

正解のない世界だからこそ、子どもは「どうしたら面白くなるかな?」「もっと工夫できるかな?」と、自分の内側から湧き出るアイデアや感情と向き合うことで、創造力や表現力、考える力をぐんぐん育ててくれるのです。

 

また、「誰かと比べる」のではなく、「自分の中での納得感」を大切にできるのもアートの特徴。
上手・下手ではなく、“自分らしさ”を肯定してもらえる経験が、自己肯定感の土台になります。

 

さらに、完成までの試行錯誤や細かい作業を通じて、集中力や根気も自然と鍛えられます。
子どもが夢中になれることを見つけるきっかけにもなるので、「工作が好き」「絵が好き」という子には特におすすめです。

 

育まれる非認知能力の例
  • 創造力、表現力
  • 自己肯定感、探求心
  • 集中力、粘り強さ

 

教室を選ぶときのポイント
  • 自由に表現できる時間や空気感があるか
  • 作品の「評価」よりも「過程」や「気づき」を大事にしてくれるか
  • 子どものやりたい気持ちを引き出してくれる声かけがあるか

 

6.そろばん

「そろばん」と聞くと、計算力を鍛える習い事というイメージが強いかもしれません。
でも実はそれだけではなく、非認知能力の育成にも非常に効果的です。

 

まず、そろばんの練習では、静かな中でコツコツと珠を動かしながら計算を行います。
これは、集中力・注意力・自己コントロール力を高めるための有効なトレーニングになります。

 

また、繰り返し学習を重ねることで、ミスを減らし、スピードも上がっていくため、「できるようになった!」という感覚が得やすく、自己肯定感の向上にもつながります。

 

さらに、級や段の制度によって、目標に向かって努力する姿勢が自然と身につきます。
結果に一喜一憂するのではなく、日々の積み重ねを通じて、粘り強さや達成力が養われていきます。

 

「楽しい!もっとやりたい!」というタイプの習い事ではないかもしれませんが、静かに自分と向き合い、コツコツ努力を積み重ねる力を育てたい家庭には、ぴったりの選択肢です。

 

育まれる非認知能力の例
  • 集中力、注意力
  • 粘り強さ、努力する力
  • 自己管理、目標に向かう姿勢

 

教室を選ぶときのポイント
  • 子どもが数字や手先の作業に興味を持っているか
  • 成績や結果だけに偏らず、過程を大切にする指導があるか
  • 昇級や検定が「プレッシャー」ではなく「達成感」につながるような声かけがされているか

 

7.キャンプ・自然体験

自然の中での活動やキャンプ体験は、日常では得られない刺激と出会いに満ちています。
そしてその中には、非認知能力をぐんぐん育てるチャンスがたくさん詰まっています。

 

テントを張る、ご飯を作る、火を起こす……
大人にとっては当たり前のことでも、子どもにとってはすべてが「自分でやってみる」挑戦の連続。
失敗したり戸惑ったりしながらも、一歩ずつ行動していく中で、主体性・行動力・問題解決力が自然と育まれます。

 

また、普段とは違う人と出会い、協力し合う体験は、他者との関わり方や思いやりの気持ちを学ぶ場にもなります。
多様な価値観に触れることで、柔軟な心や適応力も身につくでしょう。

 

自然の中では、思い通りにいかないことも多いからこそ、子どもたちは「工夫する力」や「最後までやり抜く力」を身につけていきます。
机に向かう勉強だけでは得られない、“生きる力”を全身で体験できるのが、自然体験の魅力です。

 

育まれる非認知能力の例
  • 主体性、行動力
  • 問題解決力、柔軟性
  • 協調性、レジリエンス(困難を乗り越える力)

 

まとめ|非認知能力は“習い事×環境づくり”でぐんぐん育つ!

非認知能力は、テストの点数には表れないけれど、これからの社会を生き抜く力としてますます注目されています。
そしてその力は、特別な才能や教育環境がなくても、日々の積み重ねや関わり方でしっかり育てることができます。

 

今回ご紹介したように、習い事は「できた!」「やってみたい!」という気持ちが自然に育つ貴重な場。
ただし、習い事に通わせるだけで完結するものではありません。

 

お子さんの気持ちに寄り添い、頑張りや成長を言葉にして認めてあげること。
「楽しめているかな?」「無理していないかな?」と、時々立ち止まって一緒に見直すこと。
そうした日々の関わりが、習い事の効果を何倍にも高めてくれます。

 

そしてもし、「家でも楽しく学べることを始めたいな」と思ったら、【マイクラ×プログラミング】で非認知能力も伸ばせる「デジタネ」も、ぜひチェックしてみてください。
遊びの延長のような感覚で、考える力・やり抜く力・自信を育てるチャンスが広がります。

 

お子さんの未来の可能性は、今の関わり方次第でぐんと広がっていきます。
「楽しさ」と「成長」が両立できる習い事、ぜひ見つけてあげてくださいね。

 

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この記事を書いた人
デジタネ編集部

デジタネ編集部は、小学生〜中高生のお子さまを持つ保護者の方々に向けて、「最新の教育情報」や「学びの悩みを解決するヒント」をわかりやすくお届けしています。
「デジタル教育をより身近にし、未来を担う人材を育む」をミッションとして、日々コンテンツを制作。
社内の専門チームとして、プログラミング教育をはじめ、教育全般やマインクラフト・ロブロックスを活用した学習方法、さらにはタイピングなど基礎的なITスキルまで幅広く発信しています。

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