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子どもがゲームをするメリットとデメリットは?ゲームとうまく付き合う方法

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ゲームが子どもに与える影響は様々

最近、スマートフォンやタブレットの普及で、子どもたちがゲームに触れる機会が増えたこともあり、子どものゲーム利用について話題になることが多くなりました。
そして、親御さんの中には「ゲームばかりして…」と心配される方も多いのではないでしょうか。

実は、ゲームが子どもに与える影響は一概に良いとも悪いとも言えません。
例えば、パズルゲームやシミュレーションゲームを通じて問題解決能力が育たり、一方で、長時間プレイで体調を崩したり、現実世界とのバランスが取れなくなったりすることもあります。

そのため、ゲームが「良い・悪い」ではなく、大切なのはゲームとの付き合い方です。
ゲームを良し悪しで判断するのではなく、その特性を理解し上手に活用することが大切です。子どもの年齢や性格、家庭の状況に合わせて、適切なゲームとの付き合い方を見つけていくことが、健全な成長につながるでしょう。

以下では子どもがゲームを遊ぶことで得られるメリットやデメリット、ゲームとの上手な付き合い方についてさらに詳しく紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

子どもがゲームをすることで得られるメリット

子どもの知能にプラスにはたらく可能性

海外の学術誌「scientific reports」にて、スウェーデンのカロリンスカ研究所の研究チームによって行われた「デジタルメディアが子どもに及ぼす影響の2年間追跡調査」について紹介されています。
調査内容は、9~10歳の子どもを対象に、2年間追跡調査を行い、11~12歳時点の知能の変化を調査するというものです。
調査の結果、性別に関わらず、平均より長い時間ゲームをしていた子どもたちは、2年後のIQ測定で平均と比べて約2.5ポイント高いスコアを示しました。
上記の結果から、ゲームが子どもの知能にプラスにはたらく可能性があることがわかりました。

参照:scientific reports デジタルメディアが子どもに及ぼす影響2年間追跡調査

問題解決能力の向上

多くのゲームは、プレイヤーに複雑な課題やパズルの解決を求めるため、問題解決能力の向上に効果的です。
具体的な例として、サンドボックス型ゲームの「マインクラフト」を挙げることができます。

マインクラフトでは、プレイヤーは自分の目標に向かってアイテムを集め、建築などを行い、時にはモンスターと戦う必要があります。
そして、自分の作りたいもの(目標)を実現するために途中で問題にぶつかることが多々あります。論理的に考え、計画を立て、実行することで自然と問題解決能力が身に付くでしょう。

反射神経と手眼協調の向上

アクションゲームやシューティングゲームをすることで、反射神経手と目の連携が良くなります。
例えば、マリオカートで遊ぶことで、素早くコースを走り、障害物を避ける必要があります。フォートナイトでは、敵を素早く見つけて狙うことが重要です。こうしたゲームをすることで、子どもたちは自然に反射神経が高まり、手と目を同時に使う練習にもなります。

そして、これらのスキルは現実世界でも大きく役に立ちます。
例えば、サッカーではボールを見ながら素早く動く必要がありますし、ピアノを弾くときも楽譜を見ながら手を動かすことが求められます。
ゲームで鍛えた反射神経や手眼協調は、スポーツや楽器演奏などさまざまな場面で役に立つでしょう。

子どもがゲームをするデメリット

体を動かす機会が減る

室内でゲームをする時間が増えることで、外遊びや運動の時間が減少する傾向があります。
WHOの身体活動ガイドラインによると、5-17歳の子どもに1日60分以上の中強度から高強度の身体活動を推奨しているので。ゲーム時間と身体活動のバランスを取ることが重要です。

睡眠の質が下がる可能性がある

ゲームは、子どもの睡眠に影響を与える可能性があります。
2018 年1月~2020年3月に、鹿児島県下の小学生(52 校の小学生 11,086 人)を対象とした「小学生におけるインターネットゲームと睡眠,生活習慣,学業,気分との関連に関する横断的研究」アンケート調査が実施されました。
アンケート結果では、1日4時間以上ゲームをする子どもは、1日0~1時間ゲームをする子どもの約2倍睡眠に困難あり(入眠や熟睡、起床等」と答えました。
上記の結果からもゲームは子どもの睡眠に影響を与える可能性があることがわかりました。

対策方法は、寝る前2時間ほどはスマホやゲーム機など明るい画面をみないことです
なぜなら、寝る前にスマホやゲーム機などから発せられる光を浴びることで「脳が昼間」だと錯覚し、眠れなくなることがあるためです。
そのため、寝る前2時間程度はスマホなどをみない、21時以降は画面を暗くするなどの対策を行いましょう。

参照:小学生におけるインターネットゲームと睡眠,生活習慣,学業,気分との関連に関する横断的研究
参照:いりたに内科クリニック/寝る前スマホは要注意

現実世界でのコミュニケーション不足

ゲームの世界にばかり夢中になることで、友達と遊んだり、外で自然に触れたりする機会が減ってしまうこともあるでしょう。
小さい頃の現実世界での経験はとても大切なものなので、なるべく現実世界に触れる時間も作れるとよいでしょう。

子どもとゲームの上手な付き合い方

学びと結びつける:エデュテイメントの活用

エデュテイメントとは、「教育(Education)」と「娯楽(Entertainment)」を組み合わせた言葉で、楽しみながら学ぶことを目指す教育方法です。
そして、エデュテイメントを活用することで、ゲームと学びを効果的に結びつけることができます。

例えば、小中学生向けオンラインプログラミング教材「デジタネ」では、マインクラフトロブロックスを活用したプログラミング教材を提供しています。
ゲームとプログラミングを結びつけることで、子ども達はプログラミングに興味を持ち、さらには遊びの延長で学べるので飽きずに続けられるというメリットもあります。

家族でゲームを楽しむ

家族でゲームをすることで、家族間のコミュニケーションが増えます。
子どもの現況を聞いてみたり、ふと悩み事を打ち明けてくれることもあるかもしれません。

また、家族でゲームをすることは、子どもがゲームを遊びすぎてしまうことの制御にも繋がります。
「はい、今日はここまで。続きはあしたまたいっしょにやろう!」と提案することで子どももすんなりゲームをやめてくれるでしょう。

時間管理能力向上に活用する

ゲームは楽しくて、つい時間を忘れてしまいがちです。
しかし、この特徴を逆に利用して、子どもの時間管理能力を育てることができます。
ゲームに制限時間を設けるなどして、時間を気にしながら遊ぶことで子どもは自ずと時間管理能力を身に付けることができるでしょう。

ゲームでプログラミングを学ぶなら「デジタネ」

小中学生向けオンラインプログラミング教材の「デジタネ」は、「エデュテイメント」を活用したカリキュラムを取り入れています。
マインクラフト」や「ロブロックス」など、子どもから大人気のゲームプログラミングを組み合わせることで、子どもが楽しくプログラミングを学べる内容です。
また、動画を観ながら学習を進めるスタイルなので、好きなとき好きな場所で学習していただけます。
現在14日間の無料体験キャンペーン実施中なので、興味がある方はぜひこの機会にお試しください!

この記事を書いた人
デジタネ編集部

「ライフスタイルとしての学び」を提供するEdTech Companyとして、最新テクノロジーを活かしたデジタル教育を提供。
マインクラフトやRobloxといった子どもに大人気のゲームを活用したプログラミング教材を提供する「デジタネ(旧D-SCHOOL)」を運営。また、小学校・中学校・高等学校向けにプログラミングやクリエイティブ授業を提供。

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