ICTとは？IT・IOTとの違いや身近な事例含めて解説！

ICTという言葉を聞いたことはありますか？
昨今、「学校現場のICT化」や「仕事のICT化」など、なんとなく会話やニュースで聞いたりする機会が増えてきているかもしれません。
このICTのイメージとしては「紙がパソコンに置き換わるってこと？」と漠然と理解している方も多いと思います。
そこで今回の記事では、ICTとは何かを具体的に解説していきたいと思います。今後ICTとは何かを聞かれてもすぐ答えられるようになるはずです！

ICTとは何か？

ICTは「Information and Communication Technology」の略称です。
直訳すると「情報通信の技術」ということですね。
つまり、ICT化とは情報通信の技術を活用したコミュニケーションを意味する言葉になります。

ICTとITの違いは？

では皆さんも聞き馴染みがあるITと、このICTの間にはどのような意味の違いがあるのでしょうか？

IT（Information Technology）：「情報技術」
ICT（Information and Communication Technology）：「情報通信の技術」

ほとんど違いはないように見えますが、どうやら若干異なるようです。ITは情報を扱うハードウェアやソフトウェアなどコンピュータ関連の技術そのものを指す一方で、​​ICTはそれに「Communication（コミュニケーション）」という単語が加わっている分、通信によって情報を伝達するという意味合いが強いです。そのため、ICTは技術によって人と人・人とモノを繋ぐようなもの、と言ったら少しわかりやすいでしょうか。

ICTとIOTの違いは？

続いて、最近よく耳にする「IOT」と、ICTの間にはどのような違いがあるのでしょうか？

IOT(Internet of Things)：「モノのインターネット」

モノのインターネットとは、簡単にいうとモノがインターネットを経由して通信することです。
そして、ここでいうモノとは、家電や車などの実体あるモノを指します。
よって、これまでインターネットを経由して通信することがなかった家電や車などを、インターネットに繋げることを「IOT」といいます。

ICTの身近な事例

①コミュニケーション

ICTは遠く離れた場所でも簡単にコミュニケーションを取る手段を提供してくれます。
今や生活に欠かすことができない電話やメール、SNSなども実はICTの賜物なのです。

②情報アクセス

いま皆さんの手元にあるスマホからもアクセスできるインターネットを通じて、世界中の情報にアクセスすることができます。
ニュースやブログ、動画などから必要な情報を簡単に手に入れることができますよね。実はこれもICTによるものなんです。

③ビジネス

ICTはビジネスの場においても欠かせません。
例えば、今はもう当たり前ですが、お店に行かずにオンラインで買い物ができることや、街中のお店で電子決済システムを利用して商品を購入することができるのもICTの恩恵によるものです。
また、社内や社外の人とのよりスピーディな情報共有や、仕事における業務の効率化にもICTが活用されています。

④教育

ICTは教育においても重要な役割を果たしています。それこそ、コロナ期間中に「学校現場のICT化」という言葉をよく聞いた方も多いのではないでしょうか？
学校に通うことなく、オンラインで学習するための環境を整えるために、学校側がZoomやパソコンを使って授業を実施した場面も多かったと思います。
また最近だと教科書や黒板の代わりにタブレットを使って授業をしている学校もあり、生徒さんとしては毎日重い教科書を持ち運びしなくてもよくなるというメリットもありますね。

まとめ

今回はICTについて詳しくご紹介しました。
今後社会のICT化がますます進んでいくことはほぼ確実で、我々としてはそういった技術と共存していく必要があります。
今後こういった社会を生きていく今の子どもたちにとっては、デジタル分野の教養を身につけておくことはかなり重要だと言えます。
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