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【インタビュー】デジタネプログラミングコンテスト2023 最優秀賞:近藤 ひなた さま

こんにちは。デジタネ(旧D-SCHOOL)です。

今夏開催したデジタネプログラミングコンテストにて最優秀賞を受賞された近藤 ひなた さまにインタビューをさせていただきました!

−最優秀賞受賞、誠におめでとうございます。聞いた時はどんな気持ちでしたか?

ひなたさん:ありがとうございます。ピックアップ作品を見たときに、「みんなレベルが高いな」と思っていたので、自分の作品が最優秀賞を獲るとは思っていませんでした。なので自分の作品が出た瞬間、お母さんと一緒に叫びました。まさかと思っていたので、とてもうれしかったです。

授賞式のライブ配信をご覧いただいていたんですね。

お母さま:実は全作品が発表された直後から視聴参加したので、どうだったんだろう!?って余計にドキドキして・・・アーカイブを遡って拝見したところ、まさかまさかの最優秀賞で、娘と一緒に喜びました。

−作品「マンゴーファクトリー」は、実際に訪れた場所がモチーフということでしたね。

ひなたさん:そうなんです。夏休み前に、親子留学でフィリピンのマンゴーファクトリーに行ったことがとても心に残っていたので、みんなにも知ってもらいたいと思い、作りました。

昨年ルーキー賞を獲得した作品(▶︎)も楽しいモチーフでしたが、今年はさらに現実世界の再現性の高さを感じました。作品には工場の見学や体験などのコース選択がありましたが、同じことを体験されたんですか?

お母さま:実際は体験はなく、工場の2階から見学するスタイルだったのですが、作り方の説明が現場にあったので、作る工程があったら楽しいんじゃない?と話して作品に反映していましたね。

なるほど。マイクラキングが講評で作品が一つのメタバースになっていると評していましたが、まさにですね!

−作品の制作時間はどのくらいでしたか?また作品のこだわりや大変だったことはありますか?

ひなたさん:制作には1ヶ月くらいかかりました。一日8時間くらい仕事をしているお母さんの隣で、プログラミングをやりました。お母さんの真似をして頑張ってみましたが、4時間くらいで疲れてしまって、毎日続けるのが大変でした。
建物の内外の作りは特にこだわりました。大変だったことは、見学の時の説明の言葉を考えることです。工場見学の説明は英語だったので、お母さんに手伝ってもらって日本語の説明文を考えました。

お母さま:ひなたはマインクラフトで遊ぶ時もクリエイティブモードが好きなようで、バトルやアスレチック系のゲームを作るより、プレイヤーが自由に遊べるタイプのゲームを作る方が好きだと言っていました。前回に続き、今回もマンゴーファクトリーの見学や体験を自由に選択できる仕組みになっていたので、ひなたらしいと感じました。

教室の先生やお母さんから作品にアドバイスはありましたか?

お母さま:プログラムは全てひなた自身が組んでいました。私がその頃仕事が立て込んでいたのですが、在宅ワークで娘と机を並べているので、「うまくいかない」と言いながらも、ひなたが自分でバグを回避しながらプログラムを組んでいるのを隣で見守っていました。工場の作り込みは本当に早くて、制作初日の半分くらいで工場2階部分がほぼ完成していたのには驚きました。

それはすごいですね!ちなみにご家族以外には誰かに作品を見てもらったりしましたか?

ひなたさん:学校のゲーム好きな友達がプレイしに自宅へ来てくれました。みんな楽しそうに遊んでくれて嬉しかったです。

−昨年のインタビューでも、自宅ではプログラミング学習はされないということだったのですが、最近はどんなことをして過ごしていますか?

お母さま:デジタネのプログラミング学習は、普段はスクールに行っている間だけ取り組んでいて、楽しかった時や何かを頑張って作った時だけ私に教えてくれます。時々、自分の組んでみたいコードが、学習の先のステップにある内容だと、自分で進めて見ている様子です。
それ以外では、時間が空いている時にスクラッチJrやcozmoで簡単なコードを動かしてみたり、pythonのサンプルコードの引数を変えたりしている姿を見かけました。普段は、学校から帰ってきたら友達と日が暮れるまで公園で遊び、夜は勉強を終わらせた後、ゲームを楽しんでいます。

−相変わらず興味関心の幅が広いですね。ルーキー賞受賞から1年間プログラミング学習を続けてきて、プログラミングに対する思いは変わりましたか?

ひなたさん:やっぱり今もちょっと難しいけど、とても楽しいと思います。難しい所が理解できると楽しいし、作ったゲームで遊ぶのも楽しいから。

デジタネのプログラミング学習についても聞かせてください。昨年もマイクラキングの解説がわかりやすいと仰っていましたが、難易度が上がってきた今はいかがですか?

ひなたさん:お母さんに教えてもらうと怖くて頭に入ってきませんが(笑)、マイクラキングの教え方は、お母さんよりわかりやすくて、優しいのでスッと頭に入ってきて、やはりとても分かりやすいです。

−マイクラキングが喜ぶと思います!ちなみに昨年と比べてプログラミングでどんなことができるようになりましたか?

ひなたさん:お手本を見なくてもループが作れるようになりました。最初は教材を見て真似をするだけであまり分かっていませんでしたが、自分でやろうと思ったら、頭に浮かんで組めるようになりました。

お母さま:ひなたはよくRobloxのゲームで遊んでいますが、どんなプログラムが使われているか想像がつくみたいです。

−人が作ったゲームの構造まで理解しているんですね!お母さまからご覧になって昨年からの成長ぶりはいかがですか?

お母さま:ループ処理を上手に扱うようになった点と、プログラミング速度が上がった点に成長を感じました。ループに関しては、立体の引き算を利用して実装している箇所があり、その発想に驚きました。
※3×3×3で石の固まりを作成した後に、クォーツブロックとレールを中に通すプログラムになっている

また実装に関しても、手慣れた様子でどんどん工場を作り上げていて、速度が格段に上がったと実感しましたね。制作途中の作品を見せてもらったときにも、「ここの体験ルーチンがちょっと暇だなあ。お給料が2倍とかになったら嬉しいかも」と感想を伝えると、「リストを使ったら実装できると思うよ」と言ってかたちにしていたり・・・一言で言うと、基本設計力がかなり上がったと感じます。

−まるでディレクターとエンジニアが本当に仕事をしているようですね(笑)エンンジニアとしてご活躍されているお母さまから見て、こんなところをさらに伸ばしてほしいなという部分はありますか?

お母さま:やはりユーザビリティに意識を向けて欲しいなあと思います。プログラムを組むスキルが上がるほど、蔑ろにしがちですが、サービスやシステムを使う人を想像することはとても大事だと思うので。

−作品やお話しからホスピタリティのようなものをひなたさんから感じたので、きっとこれからもユーザビリティの高い素敵な作品がたくさん生まれることと思います!
最後に、これからの目標・チャレンジしてみたいことはありますか?

ひなたさん:サーバーを使ってマルチプレイができるようなゲームを作ってみたいです。ロブロックス環境のプログラムにも興味があります。AIを使って、会話を楽しめるプログラムも作ってみたいです。

-ありがとうございます!お母さまからも、今後のひなた様のご活躍に一言お願いいたします。

お母さま:プログラミングに関して、変数の扱い方やデバックの方法など、基礎が身についてきているのを実感しており、頼もしく思っております。今後は、特定の言語や開発環境にとらわれないプログラミングスキルを身につけることと、ユーザーの目線に立った設計や、新しい技術・仕組みとの融合にも目を向けて取り組んでもらえたらと思っております。

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