
子どものタイピングは何歳から始めればいいのか、そもそも今から必要なのかと迷っている方は多いのではないでしょうか。
この記事では、始めどきの考え方と、タイピングが必要とされている背景、家庭での無理のない練習方法まで順番にまとめました。読み終えるころには、わが家はいつから何をすればいいかがはっきり見えているはずです。
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- 1. タイピングは小学3年生ごろから始めるのがおすすめ
- ・小学1・2年生から始めるなら遊び感覚で十分
- ・高学年や中学生からでも遅すぎることはない
- 2. 小学生のうちからタイピングが必要になっている理由
- ・授業も宿題も1人1台の端末で進むようになった
- ・全国学力調査の解答もキーボード入力に変わりつつある
- ・将来のパソコン活用の土台になる
- 3. AIが進化してもタイピングは必要?
- 4. 家庭でのタイピング練習の始め方
- ・ローマ字を覚えていなくても始められる
- ・練習は1日5分から10分だけ正しい指の形で続ける
- ・パソコンがない家庭の場合
- 5. タイピングは無料の練習サイトでも十分上達できる
- 6. まとめ
タイピングは小学3年生ごろから始めるのがおすすめ

タイピングを始める時期は、小学3年生ごろが目安です。国語の授業でローマ字を習うのが3年生で、「か」を「K」「A」と打つタイピングの仕組みとちょうどつながるため、覚えたことがそのまま練習に生きてきます。学校での端末利用が本格化してくる時期とも重なりますね。
とはいえ、これはあくまで目安です。3年生より前でも後でも、それぞれの学年に合った始め方があります。
小学1・2年生から始めるなら遊び感覚で十分
1・2年生のうちから始めても、まったく問題ありません。ひらがなが読めて、キーボードの文字をさがせるようになっていれば、子ども向けのタイピングゲームで遊ぶことはできます。
ただし、ローマ字を習う前の時期なので、「『か』はKとA」という変換のルールを理屈で覚えるのはまだ難しい段階です。そのため、正確さや速さを求めるのはやめておきましょう。キーボードに触れるのは楽しいと感じてもらえたら、それだけで大成功です。遊んでいるうちに文字の場所を自然と覚えていれば、3年生からの伸びがぐっと早くなります。
高学年や中学生からでも遅すぎることはない
「うちはもう5年生だから出遅れたかも」と感じている方もいるかもしれませんが、安心してください。高学年や中学生はローマ字を理解したうえで始められるので、低学年よりずっと速いペースで上達します。
たとえば1日10分の練習を1か月ほど続けるだけでも、文字をさがしながらの入力から、手元をあまり見ない入力へと変わっていきます。中学校ではレポート作成や調べ学習でキーボードを使う場面がさらに増えますから、気づいた今日が一番の始めどきだと考えてみてください。
小学生のうちからタイピングが必要になっている理由

そもそも、タイピングはわざわざ練習してまで身につけるものなのでしょうか。学校の学び方が大きく変わった今、必要性は年々高まっているというのが答えです。背景を3つに分けて見ていきましょう。
授業も宿題も1人1台の端末で進むようになった
今の小学校では、GIGAスクール構想という国の取り組みで、1人1台の学習用端末が配られています。調べ学習や意見の共有、発表資料づくり、宿題の提出まで、端末の上で進む場面が当たり前になりました。
ここで効いてくるのが入力の速さです。書きたいことは頭にあるのに、打つのが遅くて時間内に終わらない。そんな状態だと、考える前の段階で足止めされてしまいます。すらすら打てることが、授業の中身に集中するための前提になりつつあります。
全国学力調査の解答もキーボード入力に変わりつつある
テストのかたちも変わり始めています。全国学力・学習状況調査では、紙で解くテストからCBTへの移行が進められています。CBTとは、パソコンやタブレットの画面上で問題を解く試験方式のことです。
参照:今後の全国学力・学習状況調査のCBTでの実施について【概要】
文部科学省の資料でも、記述式の問題は児童生徒自身がキーボード操作などで文字を入力して解答すると整理されました。つまり、これからの子どもたちにとってタイピングは、鉛筆と同じ「答えを書くための道具」になるわけです。
これからは、せっかく頭の中で正しい答えがわかっていても、タイピングが遅いだけで時間切れになってしまうリスクがあります。そんなもったいない事態を防ぐためにも、早めに練習を始めておくと安心です。
将来のパソコン活用の土台になる
タイピングの価値は、目の前の授業だけにとどまりません。中学のレポート作成、高校の「情報」の授業、その先の進学や仕事まで、キーボードで文字を打つ場面はずっと続いていきます。
はじめてパソコンに向かった子がつまずくきっかけの多くは、実は「文字を打つのがめんどう」というシンプルなものです。逆にいえば、タイピングさえ身についていれば、調べものも資料づくりも自分の道具として使いこなせます。小学生のうちの練習は、この先長く使える土台づくりだと考えると、取り組む価値を感じられるのではないでしょうか。
AIが進化してもタイピングは必要?
音声入力もAIもこれだけ進化しているのだから、タイピングはいずれいらなくなるのでは。そう感じている方も少なくないと思います。実際、大人がスマホを使うぶんには、音声入力で用が足りる場面も増えました。
それでも、子どもたちにタイピングが必要という状況は、当分変わりません。教室で30人が一斉に音声入力を使う姿は現実的ではありませんし、先ほど触れた学力調査のように、試験の解答手段もキーボードが前提です。学びの現場は、これからも文字入力とともに進んでいきます。
さらに見逃せないのが、AIが広がるほど「文字で伝える力」の出番が増えることです。AIへの指示や質問は文章で書くのが基本ですから、思ったことをすばやく文字にできる子ほど、AIを上手に使いこなせます。AIの時代だからこそ、その入り口にあるタイピングはむしろ手放せないスキルだと考えています。
家庭でのタイピング練習の始め方
ここからは、家庭での具体的な始め方です。特別な準備や高価な教材はいりません。大切なのは、子どもが嫌にならないかたちで少しずつ続けることです。つまずきやすいポイントごとに、コツを紹介していきます。
ローマ字を覚えていなくても始められる
「ローマ字をまだ習っていないから早いのでは」と先送りにする必要はありません。順番はむしろ逆で、タイピングの練習を通じてローマ字に慣れていく子もたくさんいます。
子ども向けのタイピング練習サイトには、「か」と入力するときに押す「K」と「A」のキーを画面に表示してくれるものがあります。ゲーム感覚で繰り返し練習するうちに、「かはKとA」のようなローマ字とキーの組み合わせを自然に覚えられます。

そのため、小学3年生でローマ字を習うころには、すでに知っている文字が増えていることもあります。ローマ字学習の予習にもなるため、難しく考えず、遊び感覚で始めてみてください!
練習は1日5分から10分だけ正しい指の形で続ける
練習時間は、1日5分から10分で十分です。毎日30分のような頑張りはまず続きませんし、指の動きは短い練習を繰り返すほうが身につきやすいためです。
あわせて最初に意識したいのが、ホームポジションです。ホームポジションとは、左手の人差し指を「F」、右手の人差し指を「J」に置く両手の基本の構えを指します。手元を見ないタッチタイピングまで完璧に目指さなくても、この構えに戻るくせだけ最初につけておくと、後々の伸び方が大きく変わってきます。
関連記事:
ホームポジションの覚え方 | 子どもが楽しく身につく4つの練習ステップ
タイピングが速くなるコツ10選|初心者・子どもも今日から実践できる練習法
パソコンがない家庭の場合
家庭の事情で迷うケースにも触れておきます。よくあるのは、次のような状況です。
- 家にパソコンがなく、練習のために買うべきか迷っている
- 共働きで、練習に付き添う時間がとれない
- 親自身がタイピングに自信がなく、教えられる気がしない
パソコンがない場合は、タブレットに外付けキーボードをつなげば問題なく練習できます。学校の端末を持ち帰れるなら、それを使うのも現実的ですね。専用のパソコンを用意するかどうかは、練習が続いてから考えれば大丈夫です。選ぶときは子ども用パソコンの選び方の記事が参考になります。
タイピングは無料の練習サイトでも十分上達できる
タイピング練習の教材は、まずは無料の練習サイトから試せば大丈夫です。小学生向けの無料サイトは完成度が高く、基礎の習得から実用レベルのスピードまで、無料のままでしっかり上達できます。定番としてよく使われているのは、次の3つです。
どれも登録なしですぐ試せますので、お子さんと一緒に遊んでみて、反応のよかったものを続けるとよいと思います。このほかの選択肢は小学生向けの無料タイピングゲームを集めた記事で紹介しています。
一方で、続けるうちに「同じゲームに飽きてきた」「ひとりだと練習が止まりがち」と感じる時期が来るかもしれません。
そんなときは、子どもの好きな題材で楽しく学べる専用教材を選択肢に入れてみてください。たとえばマインクラフトが好きな子なら、マイクラで遊びながらタイピング力を伸ばす方法もあります。練習が「やらされる時間」ではなく「楽しみな時間」に変われば、続けるハードルは大きく下がります。
まとめ
タイピングの始めどきは、ローマ字を習い始める小学3年生ごろが目安です。早ければ遊びとして楽しく、遅くなっても短期間で取り返せますから、焦る必要はありません。まずは無料サイトを開いて、1日5分から10分の練習をさっそく始めてみましょう!
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