【RDC25参加レポート】1.1億人以上が利用する「Roblox」は単なるゲームではない!未来の教育に不可欠なプラットフォームとしての可能性

教育

プログラミング教材「デジタネ」を提供する弊社は、2025年9月5日・6日にアメリカで開催されたRoblox開発者会議「RDC25」に現地参加させていただきました。そこでRoblox(ロブロックス)の持つ教育分野での計り知れない可能性を実感することができましたのでご報告させていただきます。

 

弊社では塾や習い事ビジネス、放課後等デイサービスを運営している方用の小中学生向けプログラミング教材を提供中です。お気軽に資料請求いただければ幸いです。

 

 

Robloxは「子ども向けゲーム」という従来のイメージを超え、すでに教育現場での活用が期待されるプラットフォームへと進化を遂げています。

 

本記事では、Robloxの現状と、教育への導入を検討されている方々が知るべきそのポテンシャルについて、RDC25で得られた情報に基づき解説します。

 

RDC会場

 

Robloxはすでに「巨大な経済圏」:教育業界が注目すべき理由

RDC25の1日目は、CEOのデヴィッド・バズーキ氏をはじめとし、何名かの社員からRobloxの現状や動きについての発表がありました。
そこで発表されたRobloxの最新データは、その規模の大きさを物語っています。

 

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・1日のアクティブユーザー数(DAU):約1億1,180万人
・Robloxコミュニティが生み出した収益:10億ドル突破(前年比約138%)

 

毎日1億人以上が利用し、クリエイターへの還元額が年間1500億円を超える(さらに8.5%引き上げが発表!)このプラットフォームは、もはや単なるゲームではなく、独自の巨大な経済圏を形成しています。

 

YouTubeが「YouTuber」という職業を生み出したように、Robloxは「Robloxクリエイター」という新たな憧れの存在を子どもたちにもたらそうとしています。子どもたちが「作りたい」という意欲を持つ、この巨大な市場を、教育現場が無視することはできません。

「RDC25」で発表されたRobloxの進化:教育現場への示唆

今回のRDCで発表された数々のアップデートは、Robloxが単なるゲームプラットフォームに留まらず、より高度な創作活動を可能にするツールへと進化していることを明確に示しています。

 

特に注目すべきは以下の3点です。

1.AIで「機能」を持つオブジェクトを生成する「CubeAI」

これまでのAIは見た目だけの3Dオブジェクトを生成(これだけでもすごい)するのみでしたが、「CubeAI」は「走行・カスタマイズ可能な車」や「弾を発射できる銃」など、機能を持つ複雑なオブジェクトを言葉で生成できるようになりました。

 

これにより、基礎的なプログラミングスキルがあれば、これまで難しかったことが実現可能となり、子どもたちが「何を創りたいか」という発想力を最大限に引き出す、新しいプログラミング教育の形を示唆しています。

 

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2. 表現力豊かな「アバター」の進化

Robloxのアバターは、メイクアップ機能や指の動きまで表現できるよう進化します。
キャラクター作成の自由度が上がることで、ユーザーはより深い愛着を持ち、没入感のある体験ができるようになります。
これは、創造性や自己表現の場としてのRobloxの価値を高めるでしょう。

 

RDC-3

 

3. 「決定的瞬間」を共有する「Moments」

ゲームプレイの「決定的瞬間」をショート動画として簡単に録画・編集し、Roblox内外の SNS で共有できる新機能「Moments」は、Robloxの楽しさを爆発的に拡散する起爆剤となります。

 

YouTubeショートやTikTokがユーザーを増やしたように、この機能はRobloxの認知度とユーザー数を飛躍的に向上させ、結果として「Robloxで何かを作ってみたい」という子どもたちの数をさらに増やすことが予想されます。

 

RDC-4

10代のクリエイターが作った「Grow a Garden(庭を成長させる)」

2日目は、引き続き様々なアップデートの話もありつつ、夜はRIA(Roblox Innovation Award)という、今年度Robloxを盛り上げたゲームやデザインの表彰式でした。
そこで注目を集めていたのは「Grow a Garden(庭を成長させる)」です。

 

庭を成長させる

 

このゲームは、16歳のユーザーがわずか3~4日で作ったとされており、その後「Splitting Point Studios」というスタジオが続きの開発と運営を行い、累計訪問約298億回、同時接続プレイヤー数は約2,230万人と驚異的な数字を叩き出しました。

 

これは、これまで「フォートナイト」などが持っていた記録を上回り、単一ゲームにおける同時接続プレイヤー数のギネス世界記録として認定されています。
この驚異的な数字は、Robloxプラットフォーム全体の同時接続者数を押し上げるほどのインパクトを与えました。
10代のうちから活躍しているクリエイターがいることに、驚きと未来への希望を感じることができました。

 

デジタネは小中学生向けプログラミング教材を提供しており、若いクリエイターの育成に貢献したいと考えております。
教材にご興味をお持ちの方はお気軽にお問い合わせください。

 

教育の未来とRoblox:プログラミング教室が今すべきこと

「海外の話では?」と思われるかもしれませんが、Roblox社は基調講演で「日本は最も重要なマーケットの一つ」と明言しており、事実、日本のユーザー数は驚異的なスピードで伸びています。
「Moments」のような機能や今後も増えるRoblox系Youtuberにより、さらにRobloxを知る人は増え、この成長はより加速するでしょう。

 

この状況は、プログラミングの授業を運営されている方々にとって、まさに「千載一遇のチャンス」です。
「ゲームを作りたい」という純粋な好奇心は、子どもたちにとって最も強力な学習動機となります。Robloxは、その好奇心に応えることで、プログラミング的思考だけでなく、

 

・企画力(どうすれば人に楽しんでもらえるか)
・創造性(アイデアを形にする力)
・問題解決能力(実現するための試行錯誤)
・協調性(仲間と協力して創り出す)

 

といった、これからの時代に不可欠な非認知能力を育む絶好の環境を提供します。

 

また、電通、住友商事、セガなど今回のRDCは日本主要企業も参加していました。
当社も今回、Roblox社に加え上記企業ともセッションをさせていただき、一緒に日本のRoblox市場を、教育領域をともに盛り上げていこうと決起していました!
こうした状況から、Robloxが教育文脈でも盛り上がっていくことは間違いないと感じました。

次世代クリエイター育成への展望:Roblox×プログラミング教材と言えばデジタネ

弊社は2021年より、小中学生向けにRobloxを用いたプログラミング教材を開発・提供しています。
弊社が運営する「デジタネ」には、「ロブロックスジュニアコース」と「ロブロックスコース」の2つのコースがあり、単にゲームの作り方を教えるだけでなく、子どもたちの「ゲームが好き」という気持ちを「未来を創造する力」へと繋げることを重視しています。

 

特に「ロブロックスジュニアコース」は、日本で初めてビジュアル言語を使用してRobloxでのゲーム制作を可能にしたコースです。
これにより、低学年からRobloxでのゲーム制作を簡単に体験することができ、他の教室との差別化も図れます。

 

今後も弊社ではRobloxを通じて、子どもたちが自身のアイデアを形にする喜びや、自分の作品で誰かを笑顔にできる達成感を味わえるよう、プログラミング教材や学習環境を常にアップデートし、全力でサポートしてまいります。

 

Robloxと弊社が切り開く新しい教育の可能性に、ぜひご期待ください。
もし本記事で弊社のプログラミング教材にご興味お持ちいただけましたら、まずは資料請求をしていただければ幸いです。

 

※下記LINEアカウントは個人でオンライン学習サービスをご利用いただく方向けのものです。教室や施設での利用を検討いただける方は、上記『資料を受け取る』より資料請求をいただくと、教育業界の最新ニュースなどメルマガにて配信いたします。

この記事を書いた人
デジタネ編集部

デジタネ編集部は、小学生〜中高生のお子さまを持つ保護者の方々に向けて、「最新の教育情報」や「学びの悩みを解決するヒント」をわかりやすくお届けしています。
「デジタル教育をより身近にし、未来を担う人材を育む」をミッションとして、日々コンテンツを制作。
社内の専門チームとして、プログラミング教育をはじめ、教育全般やマインクラフト・ロブロックスを活用した学習方法、さらにはタイピングなど基礎的なITスキルまで幅広く発信しています。

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