前回のScratchブロック講座⑥では「調べるブロック」について解説しました。
そして今回は「演算ブロック」について細かく解説します。
演算ブロックでは条件を設定したり、数字の計算を行ったりするため、少し算数の知識が必要になります。
ただ、算数の知識と言っても簡単なものなので、算数が苦手な方も大丈夫!
ぜひ本記事を参考に演算ブロックについて理解を深めてください!
もくじ
1. 四則演算(たす、ひく、かける、わる)
2. 1から10までの乱数
3. 不等号(より小さい、大きい、イコール)
4. りんごとバナナ
5. ~~の絶対値
演算ブロックを理解しよう!
四則演算(たす、ひく、かける、わる)
画像のように、数字の計算をすることができます。
1から10までの乱数
ちょっと難しい言葉がでてきました。
まず、乱数とは、一言で表すと「不規則(ランダム)な数字」のことです。例えば、1,10,21,40などランダムに出る数字を指します。
そして、乱数を使った⇩プログラムを作みてみましょう。
乱数を使うことでランダムを演出することができるので、くじ引きや、どこから弾が現れるかわからないシューティングゲームなどに活用することができます。
不等号(より小さい、大きい、イコール)
数字を比較したときの条件として活用することができます。
例えば、⇧画像は1~10の数字を乱数で出し、数字が7より多きかったときに「当たり!!」が表示されるプログラムになっています。
【かつ、または、ではない】
このブロックも上記「より小さい、大きい、イコール」と同じような使い方ができます。
少し国語の要素があるので、それぞれの意味をしっかり理解しながら活用しましょう。
りんごとバナナ
このブロックは、左側の文字と右側の文字を組み合わせたものを反映させることができます。
そのため、「りんご」と「ばなな」だと「りんごばなな」になります。
そして、以下のように文字は自身で内容を変えることもできます。
また、このブロックでは以下のような使い方ができます。
【りんごの1番目の文字】
文字の1番目の文字を反映することができます。
「りんごの1番目の文字」だと「り」が反映されます。
【りんごの長さ】
文字数を取得することができます。
「りんごの長さ」だと「3」が反映されます。
【りんごにりが含まれる】
文字の中に指定した文字が含まれているかを判定します。
「りんごにりが含まれる」の場合は、「り」が含まれるので含まれていると判定されます。
~~の絶対値
絶対値とは、マイナスが付いていてもマイナスを外した数字のことを指します。
例えば、3と‐3の絶対値は「3」となります。
また、ブロックは以下のように使用することができます。
まとめ
今回は「演算ブロック」について解説しました。
算数の知識が必要になることもありますが、内容は難しくないので、算数が苦手な方も克服のチャンスだと思って数式の勉強をしてみたりして理解を深めましょう。
次の講座は「Scratchブロック講座⑧「変数」をマスターしよう!」です!ぜひご一読ください!
「ライフスタイルとしての学び」を提供するEdTech Companyとして、最新テクノロジーを活かしたデジタル教育を提供。
マインクラフトやRobloxといった子どもに大人気のゲームを活用したプログラミング教材を提供する「デジタネ(旧D-SCHOOL)」を運営。また、小学校・中学校・高等学校向けにプログラミングやクリエイティブ授業を提供。