株式会社ベネッセコーポレーションが提供する「進研ゼミ小学講座」が、2023年の出来事や将来に関する小学生の意識調査を実施しました。
「進研ゼミ小学講座」の小学3~6年生の会員を対象に2023年11月10日~26日に実施され、合計18,802人(女子12,859人/男子4,728人/性別無回答・その他1,215人)から回答を得ました。
調査内容は「なりたい職業」のほかにも、「憧れの人」や「流行語」「印象的だったニュース」など多岐にわたります。
本記事では、「小学生のなりたい職業ランキング」に焦点を当てて、2022年と2023年の結果を比較してご紹介します。
小学生なりたい職業ランキング【2023年最新】
小学生なりたい職業ランキング【全体】
2023年 | 2022年 | ||
---|---|---|---|
1 | ユーチューバー (1635票) |
1 | ユーチューバー (1374票) |
2 | 芸能人 (1595票) |
2 | 漫画家・イラストレーター アニメーター (1167票) |
3 | 漫画家・イラストレーター アニメーター (1414票) |
3 | 芸能人 (924票) |
4 | パティシエ パティシエール (939票) |
4 | ゲームクリエイター プログラマー (667票) |
5 | 保育士・幼稚園の先生 (625票) |
5 | パティシエ パティシエール (607票) |
6 | 学校の先生 (619票) |
6 | 学校の先生 (530票) |
7 | 医師 (448票) |
7 | 保育士・幼稚園の先生 (444票) |
8 | 作家・小説家・ライター (413票) |
8 | 作家・小説家・ライター (375票) |
8 | 動物園や水族館の飼育員 (413票) |
9 | 医師 (364票) |
10 | ゲームクリエイター (406票) |
10 | 動物園や水族館の飼育員 (314票) |
連続1位で「ユーチューバー」が人気
全体のアンケート結果は、ユーチューバーが2年連続(正確には4年連続)で1位となりました。
現代の子どもたちは、従来のテレビよりもインターネットやYouTubeを多く利用しています。
そのため彼らにとって、YouTubeはエンターテイメントにおけるメインメディアであり、日常的に親しんでいるメディアといえます。
したがって、YouTube上で活躍するユーチューバーたちを身近な存在になっているといえるでしょう。
小学生なりたい職業ランキング【女子】
2023年 | 2022年 | ||
---|---|---|---|
1 | 芸能人 (1362票) |
1 | 漫画家・イラストレーター アニメーター (991票) |
2 | 漫画家・イラストレーター アニメーター (1240票) |
2 | 芸能人 (775票) |
3 | ユーチューバー (924票) |
3 | ユーチューバー (732票) |
4 | パティシエ パティシエール (843票) |
4 | パティシエ パティシエール (553票) |
5 | 保育士・幼稚園の先生 (578票) |
5 | 学校の先生 (416票) |
6 | 学校の先生 (501票) |
5 | 保育士・幼稚園の先生 (416票) |
7 | 看護師 (365票) |
7 | 作家・小説家・ライター (330票) |
8 | 作家・小説家・ライター (356票) |
8 | 看護師 (276票) |
9 | デザイナー ファッションデザイナー (338票) |
9 | デザイナー ファッションデザイナー (258票) |
10 | 医師 (334票) |
10 | 医師 (252票) |
職業に対する興味や傾向が比較的安定している
女子結果では、10位県内のランキングの変動はあったものの、職業の顔ぶれに変化はありませんでした。
よって、女子の間での職業に対する興味や傾向が比較的安定していることがわかります。
クリエイティブ・伝統的・文筆活動に対する関心が強い
女子のアンケート結果から、クリエイティブを要する職業や、教師・医師など伝統的な職業、そして文筆活動を伴う職業に関心が強いことがわかりました。
その反面、デジタル化が進む現代でニーズが高くなっている、ゲームクリエイターやプログラマーなど、ITに関連する職業への関心が低い結果になりました。
ファッション・食(スイーツ)への関心が強い
男子の結果からはパティシエやデザイナー・ファッションデザイナーがランクインしていませんが、女子は2年連続でランクインしています。
女子特有の「かわいい」や「おしゃれ」、「おいしい」を共有したい、提供したいという考えが強い結果だと考えられます。
小学生なりたい職業ランキング【男子】
2023年 | 2022年 | ||
---|---|---|---|
1 | ユーチューバー (587票) |
1 | ユーチューバー (561票) |
2 | 野球選手 (352票) |
2 | ゲームクリエイター プログラマー (458票) |
3 | サッカー選手 (254票) |
3 | 野球選手 (184票) |
4 | ゲームクリエイター (244票) |
4 | サッカー選手 (172票) |
5 | プロゲーマー Eスポーツプレイヤー (238票) |
5 | 研究者 科学者 (107票) |
6 | 研究者・科学者 (167票) |
6 | 芸能人 (100票) |
7 | 芸能人 (151票) |
6 | 学校の先生 (100票) |
8 | バスケットボール選手 (131票) |
6 | 漫画家・イラストレーター アニメーター (100票) |
9 | プログラマー (129票) |
9 | 医師 (91票) |
10 | 学校の先生 (97票) |
10 | 動物園や水族館の飼育員 バスケットボール選手 (75票) |
憧れや探求心・好奇心、時代のニーズによる興味の変化
男子の結果として、憧れ要素が強いユーチューバーやスポーツ選手、探求心・好奇心からくる研究者・科学者、時代のニーズによるゲームクリエイターやプログラマーなど、様々な要因により職業に対する興味の変化が見られます。
例えば、2023年ではスポーツ選手のランキングが軒並み上昇しました。
これは、コロナウイルスが落ち着き外で遊ぶ機会が増えたことや、大谷翔平選手の大活躍や、サッカー日本代表の快進撃などによってそれぞれのスポーツに対する興味が増したと捉えることができます。
時代のニーズに沿った職業への関心
また、男子の特徴として、時代のニーズに沿った職業への関心が強いことが挙げられます。
今後デジタルやITの知識・スキルが必要とされる中、ランキングは下がったものの、依然としてゲームクリエイターやプログラマーへの関心が強い傾向にありました。
女子と比較して、男子はこの部分で興味の変化が起こりやすいといえるでしょう。
新しくプロゲーマー・Eスポーツプレイヤーがランクイン
そして、男子では「プロゲーマー・Eスポーツプレイヤー」が新たにランクインしました。
YouTubeなどのメディアがメインになったことで、有名ユーチューバーやプロゲーマー等によるゲーム配信などからゲームへの関心が高まり、プロゲーマーへの憧れが強くなったことが考えられます。
ゲームクリエイター・プログラマーは合算すると前年同様2位
2023年からゲームクリエイターとプログラマーがそれぞれ独立し、単体としては4位と9位という結果に。
しかし、前年同様合算してみると、2・3位の野球/サッカー選手の票数を超えました。
この結果から、今年も引き続きIT関連の職業への関心が強いことがわかります。
参照:「進研ゼミ小学講座」2023年の出来事や将来に関する小学生の意識調査
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