デジタル化が進む近年の日本では、ほとんどの学校でパソコンやiPadを用いた学習が行われています。
そういった環境もあり「子ども用のパソコンが無ければ学習に遅れをとるのでは?」と考える親御さんも多いことでしょう。
本記事では、子ども用パソコンの必要性に加え、選ぶ際のポイントやおすすめのブランドなどを紹介します。
子ども用パソコンについてお悩みの人はぜひ参考にしてください。
子どもが使うパソコンは買うべき?
子ども向けパソコンを購入する前に、まず考えるべきことはその必要性です。
子どもの年齢や学習ニーズに合わせて、パソコンが本当に必要なのかを検討する必要があります。
また、学校や趣味での利用を考慮して、どのような用途に使うのかを明確にすることも大切です。
必要性を確認したあとは、パソコンの購入に使える予算や相場を抑えておきましょう。
子ども向けパソコンの相場
子ども向けのパソコンは、幅広い価格帯で提供されています。
一般的に、低価格帯のベーシックモデルから高性能のモデルまでさまざまな選択肢があります。
その相場は、パソコンのスペック、ブランド、デザインなどによって異なります。
安いモデルでは3万円から始まり、高性能なモデルでは10万円以上になることもあります。
そのため、子ども向けパソコンを選ぶ際は、子どもの年齢や用途に合わせて適切なモデルを選び、予算を設定することが重要になります。
同時に保護者としては教育的なソフトウェアや保護機能にも注意を払い、子どもの安全と成長に繋がるパソコンを選ぶことも大切です。
以上を踏まえ、子どものパソコンを選ぶ際のポイントを確認していきましょう。
子どもにパソコンを選ぶ際のポイント
目的に合ったパソコンを選ぶ
子ども向けのパソコンを選ぶにあたり、まず最初に考えるべきポイントは、パソコンの利用目的です。
子どもが学習に使用するのか、エンターテインメントに使用するのか、あるいはクリエイティブな活動に使用するのか、その目的に合ったパソコンを選びましょう。
たとえば、学業に焦点を当てる場合は「教育用ソフトウェアに対応しているか」「安全なブラウジングが可能なモデルが適しているか」などをチェックする必要があります。
逆に、エンターテインメントを楽しむ場合は、グラフィック性能が高いモデルがよいでしょう。
目的に合った選択をすることで、子どもの成長をサポートするパソコン選びが可能になります。
子どもが使いやすいパソコンを選ぶ
子ども向けパソコンを選ぶ際、操作が簡単で使いやすいモデルを選ぶことも重要視されます。
なぜなら、子どもは操作に慣れていないことが多く、ユーザーフレンドリーな操作画面が搭載されていることや、簡単にセットアップできることなどが求められるためです。
また、キーボードやディスプレイのサイズを考慮することも重要になります。
子どもがストレスなく操作でき、快適に使用できるパソコンを選ぶことで、子どものデジタルスキル向上を促進できるでしょう。
子どもに合った重さや大きさのパソコンを選ぶ
子ども向けのパソコンを選ぶ際、パソコン自体の大きさや重さもポイントになります。
子どもの成長速度は速く、見込み違いのパソコンを買ってしまうと早々に使えなくなる可能性があるためです。
そのため、パソコンを選ぶ際は、子どもの成長速度に合ったモデルを選ぶようにしましょう。
また外に持ち出す機会が多い場合は、持ち運びや操作が容易なパソコンを選ぶことも大切です。
軽量でコンパクトなモデルは、子どもが持ち歩きやすく、収納もしやすいため学習や趣味での利用におすすめです。
危険コンテンツから子どもを守れるパソコンを選ぶ
子どもがインターネットを利用する際、もっとも優先すべきは安全性です。
そのため、子ども向けパソコンは、保護者がコンテンツの制御やフィルタリングを行える仕組みを備えていることが重要になります。
たとえば、セキュリティソフトウェアや親権制限機能を提供するモデルを選ぶことで、危険なコンテンツから子どもを守ることが可能です。
サポートが充実しているパソコンを選ぶ
子ども向けパソコンを選ぶ際は、製造元のサポートが充実しているかどうかも確認しましょう。
サポートが充実していれば、製品に関する問題や質問が生じた場合でも、すぐに適切な対応を取ることが可能です。
また、ソフトウェアのアップデートやトラブルシューティングに対応できるサポートが付いていれば、インターネットに疎い人でも長期的な利用が可能になります。
このように、子どものパソコンを選ぶ際は、適切な大きさと重さ、セキュリティ機能、サポート体制などを考慮することが大切です。
子ども向けのパソコンを選ぶ際に見たいポイント
CPU
子ども向けパソコンを選ぶ際は、CPU(中央演算処理装置)の性能を考慮しましょう。基本的な学習やWeb閲覧には、中程度の性能のCPUが適しています。
しかし、クオリティの高いゲームやクリエイティブなアプリケーションを使用する際は、より高性能なCPUが適しています。
メモリ
メモリ、またはRAM(Random Access Memory)は、パソコンの処理速度や多重タスクの能力に大きな影響を与えます。
そのため、子ども向けパソコンを選ぶ際は、メモリの容量を確認しましょう。
基本的な操作のみを行うだけであれば4GB~8GBのメモリで十分ですが、より高負荷なアプリケーションやゲームを実行する場合は、16GB以上のメモリが推奨されることもあります。
タッチペン
子どもが使うパソコンには、タッチペンが付属しているものを選びましょう。
タッチスクリーンとペンがあれば、子どもが直感的に操作できるようになるためです。
描画や手書きメモをするのにも役立つでしょう。
とくに教育用アプリケーションやクリエイティブな活動において、タッチペンは非常に高い利便性を発揮します。
そのため、パソコンを選ぶ際は、タッチペンの有無と品質、両方を確認しておくとよいです。
ストレージ
子ども向けパソコンを選ぶ際、ストレージ容量をチェックしておくことも大切です。
具体的には写真、動画、アプリケーション、学習教材などを保存するために、少なくとも128GBのストレージ容量をもつパソコンがおすすめです。
また今後に備え、必要に応じて追加のストレージを簡単にセットアップできるかどうかを確認しておくことも重要になります。
OS
子ども向けパソコンを選ぶ際、OSの種類は非常に重要です。
一般的に、Windows、macOS、またはChrome OSが主要な選択肢として考えられます。選択肢の中で、子どもの年齢やニーズに最適なOSを選びましょう。
以下、各OSの特徴を紹介しますので、判断材料として参考にしてください。
【Windows】
Windowsは多くのソフトウェアが利用可能で、学校やビジネス環境では一般的です。ゲームやクリエイティブなアプリケーションにも対応しています。
【macOS】
macOSはApple製品に使用されるOSで、デザインとセキュリティに優れています。Apple製品との統合も強化されており、iPhoneなど、他のApple製品を使用している場合に適しています。
【Chrome OS】
Chrome OSはGoogleのオペレーティングシステムです。シンプルで使いやすく、オンライン作業に向いています。とくに学習やブラウジングの活用に適しています。
以上を踏まえつつ、子どもの学習ニーズと家庭の環境にマッチした適切なOSを選びましょう。
適切なパソコンを選ぶことで、子どものデジタル体験を最適化し、安全かつ効果的な学習環境を提供できるでしょう。
子どもにおすすめのパソコン3選
1.arrows Tab EH/富士通
引用:富士通 WEB MART
arrows Tab EHは子ども向けに作られたノートPCであり、画面を切り離せばタブレットとしても使用することができます。
さらに、子どもが落としてしまうことや乱暴に扱うことも想定し、頑丈で耐久性に優れた設計になっています。
また、十分な性能も兼ね備えており、事務作業でも使用できるほどです。
そのため、プログラミングなどの習い事でも活躍してくれるでしょう。
小さいときはタブレットとして使用し、少し大きくなってきたらパソコンとして使用することでデバイスを2つ買う必要がなくなるので、子どもにとてもおすすめのパソコンと言えでしょう。
富士通は高品質なパソコンを提供するブランドとして知られており、子ども向けにも適しています。
富士通のパソコンは信頼性が高く、シンプルなデザインで知られています。
また、富士通はセキュリティ機能を強化しているため、子どもが安全にオンラインで学習や遊びを楽しむことが可能です。
2.IdeaPad Duet Chromebook/Lenovo
引用:Amazon
IdeaPad Duet Chromebookは薄型で、本体重量が450gと軽量で子どもでも持ち運びがとても楽です。
また、キーボードは取り外せるので、タブレットとしても使える点もおすすめです。
起動も早く、Androidアプリをインストールできる点も魅力的です。
Lenovoは多くの家庭向けパソコンで高い評価を受けています。
子ども向けモデルも多数提供されており、コストパフォーマンスにも優れています。
とくにLenovoのChromebookは、使いやすさとシンプルなデザインで、学習に適しています。
多くの教育機関でも採用されており信頼性も高いです。
3.mouse E10 スタディパソコン 10.1型タブレットPC 2in1/mouse
引用:Amazon
mouse E10 スタディパソコンは、ロングバッテリーで12時間の使用が可能です。
またペン入力に対応しており、手書き感覚で書き込めるの点も魅力的。
さらに、防塵・防滴性能も備えており耐久性が高いので(約76cmの高さからの落下衝撃テストを実施)、小学生でも扱いやすいです。
mouse(マウスコンピューター)は、日本国内で高い評判をもつパソコンブランドです。
mouseの子ども向けパソコンは、高性能でありながら手ごろな価格帯となっており、多くの家庭に親しまれています。
また多くのモデルは学習用途に最適で、保護者がセキュリティを管理しやすい設計になっている点もおすすめです。
以上3社のパソコンは子ども向けパソコンの選択において、信頼性、性能、価格ともに優れています。
子どもの成長と学習に適したパソコンを選びたい人は、ぜひこれらのブランドを検討してみてください。
子どものパソコンと一緒に購入しておきたいもの
子どものパソコンには、学習をサポートするソフトウェアや教育アプリを導入することがおすすめです。
そうしたツールは、数学や読み書き、プログラミングなど、幅広い学習分野に対応し、子どもの興味や能力に合わせてカスタマイズできます。
また、教育的なゲームやクリエイティブなアプリを楽しみながら学ぶ手助けにもなります。
加えて、子どものオンラインセキュリティを保護するために、プロテクションソフトウェアも不可欠です。
たとえば、ウイルス対策ソフトウェア、親による制限設定、フィルタリングツールなどがこれに該当します。
子どもが安全にネットを利用し、適切なコンテンツにアクセスできるようにしましょう。
その他にも、子どものパソコンは、キーボードとマウスが快適で使いやすいものを選んであげるとよいです。
キーボードはタイピングの練習にも適しており、マウスは操作性を向上させます。この際、子どもの手に合ったサイズと使いやすさを重視して選びましょう。
子どものパソコン環境を充実させるために、上記のアイテムを検討し、子どもの学習とエンターテインメントをサポートしましょう。
子どもが安全に学べる環境を作るコツ
プロのもとで学ぶ
子どもの教育において、プロの指導は非常に重要です。
専門的な知識と経験をもつ教育者や専門家のアドバイスや指導を受けることで、子どもは適切な知識とスキルを身につけることができます。
また、プロのもとで学ぶことは、学習の質と効果を向上させ、安全かつ信頼性のある情報を取得できることにもつながります。
たとえば、プログラミングについて学べるデジタネでは、子どもが楽しく、かつ効率的に学べる環境を提供しています。
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ルールを作る
子どもが安全に学び、成長するためには、明確なルールやガイドラインが必要です。
ルールは、安全なオンライン活動、適切な行動、学習のスケジュールなど、さまざまな側面で適用されます。
またルールを設定することは、子どもに責任感と自己規律を養う手助けにもなります。
ルール設定のポイントは、家族や学校と連携してルールを確立し、一貫性を保つことです。これにより、子どもはルールを守りやすくなります。
適切なルールを設定することで、子どもは効率的に知識を習得し、ポジティブな学習環境を築くことができるでしょう。
子どものパソコンが決まったらプログラミング学習!【デジタネ】
せっかく子ども用のパソコンを買ったなら、パソコンを使用した子ども向けの習い事を検討してはいかがでしょうか?
パソコンを使う習い事の中でも、とくにおすすめしたいのが「プログラミング」です。
デジタネのプログラミングコースは「ゲームを通して楽しく学ぶ」ことが特徴で、マインクラフトを活用したマイクラッチコースや、ロブロックスでゲーム制作を通して学ぶロブロックスコースなど、人気ゲームを活用したコースは子どもたちから好評をいただいております。
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「ライフスタイルとしての学び」を提供するEdTech Companyとして、最新テクノロジーを活かしたデジタル教育を提供。
マインクラフトやRobloxといった子どもに大人気のゲームを活用したプログラミング教材を提供する「デジタネ(旧D-SCHOOL)」を運営。また、小学校・中学校・高等学校向けにプログラミングやクリエイティブ授業を提供。